ナウでヤングな東京 〜大編集後記。

本日、発売じゃーっ。都内では駅ビルやデパート、ショッピングモールなどが営業を自粛していて、それらに入っている大型書店さんは当然ながら閉まっている。現在ではどのくらいの影響が出るのか予想は立っていないが、だいぶ厳しい状況になりそうだ。広告もなくなっちまったし大変なのだが、なーにへっちゃらでーいっ。きっとこの vol.61は、閉店以外の店舗では全店売り切れでーい。

 

特集『俺たちが愛した東京はプロローグでスタートする。松本 隆さんの歌の世界に見る東京だ。青山生まれの麻布育ちで慶應ボーイときたら、無敵な方ですな。その環境で育んだ東京っこ魂が、彼の歌詞の数々に散りばめられている。その作品たちから東京の風景を探る読み応えばっちりの4ページがあり、続いて始まるのがside Aの「消えた俺たちの東京」だ。昨日もここでつぶやいた、ここからスタートダッシュとなる3連発企画は、たとえるなら昭和60年の阪神タイガース、バース・掛布・岡田のバックスタンド3連発だろう(って昨日と違うっ!!)。

 

まずそのバースなのだが、10ページの特大企画でお送りする青春タウンMAPだ。掲載した画像が冒頭の見開きで、タウン誌『angle』の1979年に掲載された地図をドーンとメインにして作っている。ショップ名が細かく掲載されていて楽しいから、現在と比較して楽しんではいかがだろう。これは俺たち以外の世代にも楽しめそうだ。コロナ騒ぎが収束したら最新号を片手に散歩を楽しんでみてはいかがだろう。楽しい時間になること間違いなしだ。

 

この見開きがあと4つ続く。渋谷、六本木、新宿、原宿である。うんうん、完璧な5タウンですな。でもね、当時の僕はあまりここら辺に詳しくなかった。10代の頃から渋谷と新宿のライブハウスにはレギュラー出演していた。同じく原宿ホコ天ブームの初期は毎週のように演奏していた。六本木では深夜に警察に追い回されたりした高校生だったが、どの街でもナウでヤングなスポットには顔を出せなかった。つうかおっしゃれ過ぎて場違いで無理だった。銀座にいたってはまるで異次元に感じていたガキで、要するにダウンタウン引きこもり症候群だったのだ。でもね、そんなやつだからこの10ページがうれしいのさっ。さあ、ぜひ手に取って 吟味いただきたい‼︎
 

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1件のコメント

  1. ぼくこのabgleの創刊号をもっています。
    (新宿ゴールデン街特集のやつです。)
    古本屋で昔のタウン誌を見つけるのが趣味に
    なっています。当時のディスコなどのナイトライフ興味があるのですが、とにかく広告が面白いです。

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