奇数月の頭には必ずこんな会話とアクションが繰り返される。
「今回はいつ公開にしましょうか?」
すると僕は手帳を開き
「おっ、6日が大安だからコレで決まりさっ」と答える。
そう5月6日、ゴールデンウィークの最終日の今日(実は立夏で節句の昨日とすげー悩んだ)、こいつを公開させていただくぜ。ジャーン、最新号の表紙はこれじゃーっ。
この哀愁漂う写真は、編集部・松崎が探し出してくれた。昭和40年の1月9日に撮影されたとのことで、僕はまだお袋のお腹の中にいた。現在のカタチとなる以前の東京タワーがいいですなあ。東京人でなくても楽しめるように、編集部一同工夫を凝らし執念で組んだ特集だ。手前味噌ながら、すげーいい出来っす。これは買いっす。ちなみに、表紙には書かなかったけれど、永久保存版と呼べる構成っす。明日まで閉めるとしていた書店が開くかどうかはわからんが、どうか皆さんあの手この手で探していただきたい。
このご時世のおかげで、広告がきれいさっぱりなくなっちまった。ふん、そんなことにへこたれないさ。その分たくさん売ればいいのさとがんばった編集部だ。
週明けの月曜日から61回目の勝負が始まる。僕の編集長復帰丸2年企画は、生まれて育った愛する東京特集だ。愛しているものの、作っていてつくづく思った。僕はナウでヤングな東京ライフからものすごく遠かったのだ。だからね、ナウでヤングでなかった方々にも楽しめるように工夫したぞ。ぜひお付き合いいただきたい、意欲作の完成じゃーっ!!