あーあ、やっちまった。同じ号を買っちまったのである。400円もの大金をドブに捨ててしまって、ものすごーく悔しがっている小市民である。実はこれ2度目のことで、およそ1年半前にもつぶやきネタにしている。いよいよ、本格的なボケのスタートか!?
2冊も買ってしまうほどこのマンガ雑誌『ビッグコミックオリジナル』を愛している(笑)。のんびりとほのぼのした作品が多いのが、長〜く付き合っているゆえんだろう。釣りバカ日誌や三丁目の夕日、深夜食堂などなどあったかい気持ちにさせてもらえる。仕事で疲れた性能のよろしくない脳みそを休ませてやるために、こいつを読むのは会社帰りの電車で座れた時に限っている。僕にとっては、大切なリラックスタイムのひとつなのだ。
楽しみにしている作品のひとつに『黄昏流星群』がある。ご存知、島耕作シリーズの作者、弘兼憲史さんの作品でもうかれこれ25年も連載している。現在73歳だから書き始めた時は40代後半だったということだ。なんだかすごいこっちゃ。
読んだことのない方にご説明すると、中年以上の男女の物語で3〜4話で完結するショートストーリーだ。これが実に創造性豊かな男女物語で、楽しく読んでいると同時に、よくもこれだけの出会いを描けるものだといつも感心させられる。
去年、問題作となった『昭和40年男』の還暦上等特集号に、弘兼憲史さんに登場いただけた。このインタビューで『黄昏流星群』の世界を語ってもらった。50歳以上の恋愛をテーマに書き始めたから、ニッチなところでは『昭和40年男』と同様だとおっしゃってくれたのだ。きゃー、うれしい。そして僕ら世代に恋心を持てとアドバイスしてくれた。きゃー。とはいえ、恋なんか縁のない俺たちだから、せめてマンガの世界で楽しんでみてはいかがだろう。このだぶった1冊を進呈しますよー(笑)!!