やっとの一歩を踏み出せ。

▲後列右から2番目が今日のつぶやきの主役、三浦さんだ。1月6日の今年初開催時には、まさかこんな日々が訪れるとは思うはずなく、幸せにガハハを繰り返していた

現在開催を見送っている「浅草秘密基地」だが、すごい快挙を更新中の男がいる。一昨年の7月9日に初参加以来、連続参加記録を続けてくれている三浦さんだ。このささやかなイベントでは、僕がジャイアンになってがなり声をあげる。しかもオリジナルをぶちかますのだから迷惑な話なのだが、中には支持してくれる方もいるのだ。三浦さんもその一人で先日彼からメッセージをいただいた。

 

ちょっと回り道してご説明する。3年前のことだ。久しぶりにバンドを組んでイベント出演となり、書き下ろしを1曲入れようと「やっとの一歩を踏み出せ」という曲を作曲した。おっさんならではの悲哀がバシバシで、我ながら気に入っている。強い言葉が並ぶので、極めてシンプルなメロディで完成させた。三浦さんはこの曲をたいそう気に入ってくださり、わざわざ歌詞カードを作って「浅草秘密基地」の参加者に配ってくれている。つい先日いただいたメッセージとは、この歌詞が昨今の騒動の中において「これからの生き方のヒントのような気がします」としてくれたのである。さらに「こんな状況でも花はたくさん咲いています」とおっしゃってくれた。

 

そんな、褒めすぎですぜ!! とわかっちゃいるが、悪い気はしない。なるほど確かに、こんな世の中とシンクロする言葉が詰まっている。とくに後半のサビで展開する、苦しみ抜いてるヤツにも〜 の一節は、まさしく昨今の気持ちのままである。今日は、僕の曲のPRを兼ねてこの歌詞をつぶやかせていただく。

 

集合写真は今年最初の秘密基地で、四字熟語書家の小倉さんが持参してくれたのは、今年の我が家のお飾りがこれだったため書いてきてくれたのだ。いいなあ、今こそそんな気持ちでいたい、笑う門には福来たるである。今、真っ暗闇の俺たちだけど、ガハハを忘れず前を向きましょう。と、そんなこと言ってるヤツの作った歌詞に思えないかもしれないが、言葉が放つ意味としては同類だ。やっとの一歩を踏み出せ=笑う門には福来たるである。これでいいのだ。踏み出しましょうね、皆さん!!

 

やっとの一歩を踏み出せ

長い一日を終え 浅い眠りを超え 迎えたくない朝がまた来た
濡れた枕を 裏返しにして 立ち上がる
青い空に浮かぶ 雲になりたいと 逃げそうな意識が心を捉える
小刻みに 震えながら 前を睨む

夢は必ず叶うとか 頑張れ明日へ向かえとか
軽々しく口にするな そんなに甘いもんじゃない
凍てついた気持ちのままで 傷ついた心のままで
重い体を引きずって やっとの一歩を踏み出せ

お前の胸に帰り うずくまって泣きたい それは最後の最後にして
今ゆくよ そこにゆくよ 笑顔で

夢は必ず叶うとか 頑張れ明日へ向かえとか
軽々しく口にするな そんなに甘いもんじゃない
凍てついた気持ちのままで 傷ついた心のままで
重い体を引きずって やっとの一歩を踏み出せ

いつか見た夢を わかち合い眠ろう たったひとつの夢を 
今ゆくよ そこにゆくよ 笑顔で

苦しみ抜いてるヤツにも なにかに怯えるヤツにも
真っ暗闇の俺たちにも 必ず朝は訪れる
平等なんてありえない 永遠なんてありえない
恐怖の中の俺たちにも 咲く一輪の花がある

やっとの一歩を踏み出せ やっとの一歩を踏み出せ
重い体を引きずって やっとの一歩を踏み出せ

 

 

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