高校時代からの友人から、日付が変わる4分前にメッセージが入った。「今日、まだなんじゃない」と。うぎゃー、久しぶりにやっちまった。昨日の午後に公開をポチッとしたはずだったのに、なんかミスった。てなわけで、このつぶやきは昨日のものです。今日は今日で、また午後にでもお会いしましょ!!
洋楽を聴き始めた中1のときのことだ。クラスメイトに兄貴の影響でエレキギターを弾いているヤツがいて、そいつはすげーと彼宅に遊びに行った。この日、僕はまさに雷が落ちたような衝撃を受けた。ギンギンに歪んだ音でいきなり披露してくれたのは、ジミ・ヘンドリックスの『パープル・ヘイズ』だった。今考えると中1でヘンドリックスとは、なんちゅう早熟なヤツなんだろう。彼は立て続けに、ディープ・パープルの『ハイウェイ・スター』を弾き、僕はずっと感電しっぱなしだった。帰り道の光景まで覚えているほどだ。洋楽が聴くだけのものでなく、奏でる魅力を知った瞬間だった。
感電で痺れた勢いのまま、後日お年玉を引っかき集めて定価15,000円の10%オフで売っていたヤマハのアコースティックギターを買った。エレキは高くてとても手が届かなかったが、ヤツはアコースティックでもロックを弾くのに問題はないと言ってくれ、手に入れたこの日から今まで41年以上に渡って音楽とは聴いてよし弾いてもよしのまま、ずっと僕の中心にある。ジミ・ヘンドリックスとリッチー・ブラックモアのおかげ、いやいや、中学卒業以来一度しか会っていない彼のおかげだ。
やがてバンドを組み、中学卒業を記念して中坊がジ・エンドとなる3月31日に、生まれて初めてのライブをぶっ放した。今考えると、よくぞそんな無謀なことをやったものだと思うほどの下手くそだった(笑)。そしてこのコンサートのオープニングは、ヘンドリックスがアメリカ国家を弾いたように、写真のギターをぐわんぐわんに歪ませて『君が代』を演った。続けて『ハイウェイスター』を弾いたのだから、まるで雷が落ちた日が運命だったような初コンサートになった。
そしてこの夜、僕は武道館で演奏することを夢に定めた。その日から39年の記念日が一昨日(昨日のつぶやきだからね…)だった。いまだに夢はかなっていないものの、まだあきらめちゃいない。夢とはカンタンに実現しないから夢なんだ。来年の夢制定40周年は、なんらかの足跡が残せるように音楽活動に気合いを入れている今日だ。