今日、新年度を迎えている方が多くいることだろう。入社式が中止なんて企業も多いのかなあ。希望に燃えつつ、不安を抱えている新社会人の皆さん、いくら抱え込んでも消えないから不安なんかすっ飛ばしていきましょう。悩んでも仕方ないから悩まない。これでまっすぐ行けばいいのだ。ピンチをチャンスに変える思考を持てば、きっと笑顔になれるはず。
ピンチをチャンスにって、なんかいい曲はないかなと頭の中でぼーっと考えていたら、山口百恵さんの『絶体絶命』が浮かんできた。この曲はチャンスにはならないからダメじゃんなんて思いながらも、今振り返るとすげー曲だ。作詞の阿木耀子さんとは『昭和40年男』の取材を通じてお会いしたことがある。物腰が柔らかく喋り方もゆったりとしているのに頭の回転がものすごく早くて、そしてチャーミングな方だった。危うく惚れちまう程の魅力的な女性で、宇崎さんとのおしどり夫婦っぷりも有名だ。僕はその目撃情報を、お二人の地元の飲み屋から何度も得ていて、とてもこんなえげつない世界を描くような方じゃない(笑)。さすがプロなんだなと言うしかない。
百恵ちゃんがこの曲を歌ったのは成人前の19歳で、改めてその大人びた魅力と表現力に感心させられる。ちなみに、19歳でのシングルリリースが4曲で『乙女座宮』『プレイバック Part2』からこの『絶体絶命』へと続いた。3曲とも阿木耀子さんペンによるもので、曲は旦那様の宇崎竜童さんである。もう1曲が『いい日旅立ち』で、これは谷村新司さんの曲で、百恵ちゃんは大活躍の二十歳前だったのだな。
僕にとって百恵ちゃんの曲といえば『乙女座宮』である。だってね、獅子座のあなたに夢中になってくれるんですもの。百恵ちゃんが僕に歌ってくれているようで胸がキュンキュンするのさ(バカ)。これはきっと、阿木さんには獅子座に対する特別な思いがあるに違いないとたずねてみると、ないとあっさりと却下されてしまった(泣)。
ピンチをチャンスから巡り巡ってこんなつぶやきになったが、たかが三角関係で絶体絶命とは言いすぎで、今回のコロナも一緒だ。過度に不安になることなく騒ぎ過ぎず、各自が粛々と、そして責任と自覚を持って感染拡大防止に努めるだけだ。不安な気持ちで悶々としていたってな〜んにも前へは進まないし、ネガティブを言葉にすればそれだけ気持ちが腐る。かえってウイルスの餌食ってもんだ。この状況だからこそやれることを見出す努力をして、前へ向かっていく気持ちこそが俺たちには必要ですな。今こそ笑おう!!