毎年ワクワクしながら過ごす3日間のイベントが、やはり中止になってしまった。バイク関連の見本市では国内最大の『東京モーターサイクルショー』が、昨日断念の発表となった。うーむ、寂しい。春なのに、お別れとなりまるでおもちゃを奪われてしまった子供のような今日だ。
うちの会社は『レディスバイク』という女性ライダー向けの雑誌を持っていて、そのコンテンツを生かしたブースの運営を託されている。大きなブースは毎年好評を得ており、今年も担当者は直前を迎えてキリキリ舞いだったところだ。僕は僕で初日の金曜夜に、土日の来場が本番となる前夜祭『二輪業界秘密基地』というパーティを、関係者を集めて開催している(こっちも秘密基地かい)。これが毎年ネジのぶっ飛んだパーティで、バイク関連で仕事をする方々ってのはつくづくネアカだなと感じさせられるのと、皆さんとにかくタフだ。“通し”と呼び、3日間立ち続けるブース運営の担当者たちが終電まで呑み、さらに3時4時までやっちまう猛者もいる。引っ張るのは僕だが(笑)。こんな状態でもキチンと朝から現場に入り、毎年言われるのが「今年もいい香りさせてますね」だ。そりゃそうだ、ガンガン呑みまくって、ほとんど睡眠なしで会場入りしているのだから。
それにしても、3月の最終の週末開催なんだから、決定はもう少し粘ってもよかったのではないかと思うのだが…。
いろんな意見が飛び交っている。思い出してしまうのは3月11日だ。あの時も今回も、行き場のないネガティブを連発する人が多くいて、行き場はないくせにドヤ顔になる。民放情報バラエティは、批判にさらされないようにドヤ顔君たちの顔色をうかがい、発信を懸命にこねくり回してやはりドヤ顔になる。そこにお伺いを立てるがごとく、イベント主催者は苦渋の選択を強いられているとしか僕には見えない。さらに持論を述べると、安倍首相による休校の件は完全に間違っていたと思っている。これを大本営発令にするのはいかがなものだろう。都道府県や市区町村といった自治体が精査すべき問題ではないか。その意味で、北海道知事の英断は見事だった。必死で戦っている自治体の人間の苦労や努力を奪い去るような発令に思えてならない。これ以外にも、今回のコロナに関しての政府のやり方は連日首を傾げている。って、しょせんは僕もネガティブドヤ顔か(苦笑)。