早くもカレンダーを1枚めくった。我が家のメインカレンダーは、毎年弟の会社で作っている動物親子シリーズの12枚綴りで、ほっこりさせてくれる写真で月をまたぐ。が、ほっこりしてる場合じゃねえ「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と自ら叫ぶのが、もう何年も続いている。加齢とともに時の流れがどんどん早くなり、それに追われるように過ごしていて、月が変わるたびに焦る。
これまで、引退なんてあまり考えたことはなかったが、去年、70歳まではしがみついていこうとボンヤリながら目標にした。少しだけ時間への意識が変わり、以前より大切にするようになった。とはいえ、流れの早さが変わったわけでなく今日令和2年がすでに12分の1終了したことの焦りと、リーチできていない目標の反省とともに、なかなかいい31日間を過ごせたなとも思えている。
今年の目標は、まだいくつか追加しようなんて考えているのんびり屋さんで、これは3月より会社が新年度になるからそこに合わせてどうしても追加が出てしまうからだ。お正月に書き初めのごとく策定するのは、プライベートと仕事への取り組み、自身の成長へのスローガンの数々だ。それぞれ、ストレッチしよう、仕事はスピード、本をたくさん読もうとかそんなイメージだ。そこに追加で具体的な仕事目標が次々と追記されていく。去年だと『昭和50年男創刊』がその1つだった。こうして僕の目標は約2ヶ月使って書き出され、その後カレンダーをめくるたびに見直しては、反省と後悔を繰り返している。
55歳になる。10の次に5ってのは意識するもので、先日キャンセルしてしまったフルマラソンへの復帰はマストにして取り組みたい。キャンセルした日につぶやいた通り、50歳を最後に走れていない。このままだとあの素敵な世界を失ってしまうことになる。この間、ケガを2発やっちまったせいで、走り出すことがだいぶ難しくなった。少しずつ積み上げていかなければならないなんて思っているのだが、いかんせん時間に追われているふりをしてやらない。わかっちゃいるのだからやれっ!!
尊敬と今でも大ファンの高橋尚子さんが復活優勝を果たした時に、その魂の走りとコメントに号泣した僕だ。24時間は平等。2度と来ないこの1日を精一杯充実した時間にしよう。そう日本中に、いや僕に呼びかけてくれた(笑)。この言葉こそ、いつも自分の目標の真ん中にあり、なかなか胸を張ってそう言えない反省で生きている。今年こそ、Qちゃんほど高らかでなくともつぶやこうと、ふんどしを締めなおす月初である。