1970年とは? 〜大編集後記。

2020年が始まり、20年代突入記念号と題して巻頭特集では1980年を切り取った。それだけに終わらずぬぁんと、連載特集の『夢、あふれていた俺たちの時代』では1970年をピックアップしたのだ。この展開、さすが悪ノリ集団の『昭和40年男』編集部だ。

 

この連載企画は昭和40年男にとって物心がつき始めただろう1971年から、昭和のラストイヤーということで1988年を行ったり来たり現在4回り目の時間旅行企画だ。去年は改元騒ぎに乗じて初めて平成元年を取り上げてみた。さらに今年は20年代突入記念号らしく1970年を取り上げたのだ。ふっふっふ、相当悪な俺たちだぜ。てなわけで、特集の扉はこうなった。

 

ここのリード文でも本特集初のことを告げつつ、巻頭特集にした1980年へとつながる起点となった年であると述べさせていただいた。まさしく記念号を名乗るのにふさわしい仕掛けになったじゃないか。しかもこの2つの特集を連チャンでお届けする配置にした。うーむ、我ながらここまでバカバカしく盛り上げているのに惚れ惚れするぜ。悪ノリ上等だ!!

 

そしてやはり、この年の象徴といえば大阪万博である。行った記憶のある同世代諸氏は多かろう。残念ながら僕は行ったことがなければ、喧騒のリアルな記憶もほとんどない。だが、その後の日本に与えた影響や太陽の塔のクオリティはもちろん知っているし、かつて太陽の塔は『昭和40年男』の表紙を飾ったことがあるほど親和性が高い。これは我々世代に限ったことでなく、世代を超えて日本人の心に寄り添っているのだ。戦後復興を次々とミラクルで乗り切ってきた日本の沸点が、東京タワーであり、東京オリンピックであり、そして大阪万博だ。と、少々興奮気味の僕だ。万博についてはお腹いっぱいになれるはずの8ページで綴っていて、これだけでも保存版の1冊になっている。お得だ、お得すぎる最新号を今すぐゲットせよ。って、もう持ってますよね、このつぶやきに付き合ってくださっている方々なら。

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