毎週火曜日に電話出演させていただいている、SBC信越放送のラジオ番組『らじカン』の、今日はスタジオにお邪魔してきた。いつも公式サイトを開いて、お相手をしてくださるお二人の顔を眺めながら話してきた。なんだか妙な距離感と親近感が同居していたが、めでたく令和元年のうちにお会いすることができた。ご担当の方とも、いつも電話とメールでやり取りしてきたが、やはり会えるのはうれしいものだ。
長野県は教育レベルが高く、真面目な県民性で知られる。そこで毎週、電話とは言え生でしゃべるのはそこそこの緊張がある。なんてったってこの僕だ。放送禁止用語を日常的に使っているこの僕だ。よくぞクビが飛ばずに続けてこられたものだ。毎週、雑誌にちなんだPRトークもさせてもらっていて、そんな感謝を込めて浅草で舟和の芋ようかんを買ってスタジオ入りした。
これまで続けてきた電話だってアナログなつながりで楽しいが、同じ空気を共有することはそれまでと全く異なる関係を作れる。これを僕はいつも求めているし、仕事全般もやはりこの関係性を究極として積み上げている。雑誌というリアルも、読者さんと紙の感触を媒介にしてつながっているのだ。これらのつながりの気持ち良さは未来永劫変わらないと信じているから、何の心配もなく仕事に打ち込める。
年の瀬にこんな素敵な時間を過ごせたことは本当にありがたい。しんどいばかりの日々で、やっとの一歩を踏み出しながら歩んでいると、こうして人と人との特上のつながりを連れてきてくれる。それを知っているから、また明日もやっとの一歩を踏み出すんだ、ゼエゼエ。いい一年だったと令和元年を締めくくれる、その一つをいただいた至福の時間だった。