AED(自動体外式除細動器)使い方を教わりました!の巻

約1ヶ月前に、「AEDの使い方がわからない…」という、お話しを書いたばかりですが、先日、会社が入っているビル全体で火災発生を想定した避難訓練が行われ、希望者にはAEDの使い方を説明してくれるという機会に恵まれました。

ここは、ビル正面エントランス。これは訓練用に東京消防庁の方が持ってきてくださった人体模型と、練習用のAEDです(実際に電流が流れたりはしません)。この上半身の人形を、倒れている人と想定してその手順を学びます。この訓練をしているすぐ横の壁面には、実際のAEDが設置されています。一日の半分近くを過ごしている建物の中にあり、日に数回はその前を通るのに、幸いにもそのAEDが使用されているという光景に出くわしたことはありませんが、ビルの前で通りすがりの誰かが倒れて、誰かがAEDを探して飛び込んでくるかもしれない…いろんなことを考えながら、あらためて、その設置場所の確認から、いざという時の手順を教えていただいたことは大変貴重な経験となりました。

その時にいただいた手順が書かれたパンフレットがありますので、ここでご紹介します。

上記1~5はAEDが到着するまでの応急処置(救急車手配やAEDを持って来てもらうなどの指示も含む)で、6~9が実際にAEDが到着してからの使用方法です。もちろんどちらも大切ですが、何はともあれ、真っ先に浮かぶ不安は「心臓に電気ショックを与える」なんてことを自分ができるのか?それに尽きます。当然、初めての人にも使えるように作られていますが、緊急時は慌てたり、おろおろして冷静な判断ができないことも考えられるので、「次はどうすればいいの?!」なんてこともあり得ますよね? 心配ありません。ふたを開けてスイッチを入れると(なかにはふたを開けると自動的にスイッチが入るものもあります)、音声で使い方を説明してくれます。電極パッドの貼り方、心電図解析の結果、電気ショックを与えるか与えないかもAEDが判断して、使用が有効な場合は患者から離れ、電気ショックを与える身体に触れていないことを確認して、ショックボタンを押すことを促されます。もちろん、電極パッドを装着する間も、心臓圧迫や人口呼吸を続けなければいけませんので、AEDを持って来ていただいた方には引き続き協力していただくことになりますね。倒れている人も実際は洋服もしっかり着ているし、こうして教わったとおりにできるだろうか?という不安もないわけではありませんが、とにかくその自動体外式除細動器の仕組みがわかって、手順を知ることができたのは本当によかったと思います。今までは、全く知識がなかったので、AEDのふたを開けたらどうなるのかさえもわからなかったわけですから、音声案内があるということ、AEDが判断して指示を出してくれることを知ったら、いざという時に自分でもできるのではないかと少し自信がもてました!

こういった講習は45分~24時間まで5つの種別があります。講習について関心のある方は、東京都の場合は、最寄りの消防署、消防分署、消防出張所、公益財団法人東京防災救急協会にお問合せください。東京消防庁ホームぺージでもご案内しているそうなので、ぜひご確認下さいませ。(全国市町村の消防でも講習会を開催したりしているようですので、お住まいの自治体の消防にお問合せください)

公益財団法人東京防災救急協会:03-5276-0995

ホームページ:http://www.tokyo-bousai.or.jp

医療機器メーカーが配信している動画などもありますので、なかなか講習受けられないという方も、ぜひ参考になさってみてはいかがでしょうか。

 

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