【S40News!】アウディが1+1シートの新しいコンセプトカーを出品。

アウディは、密集した都会のスペースに見事に溶け込む1+1シートの超軽量コンセプトモデル『アウディアーバンコンセプト』を8月17日より開幕したフランクフルト国際モーターショー(IAA)にテクニカルスタディとして出品している。

このコンセプトモデルは、従来のどのカテゴリーにも属さない、レーシングカー、ファンカー、アーバンカーという3つの異なる要素を1つにまとめた先進的なコンセプトカーを謳った一台。軽量構造、効率性、燃料削減に対する厳しい原則に基づいて開発された結果、不要な重量を一切削減し、スポーティな走りを凝縮したコンセプトカーが完成したとされている。

流線型のボディに、むき出しの21インチタイヤはデザインスタディといったところだろう。走りのイメージを全面に押し出したスタイルに仕上がっている。2名が乗車できるコックピットは、シートベースが一体化されたカーボンファイバー強化プラスチック製。スポーティで低いポジションの2つのシートが、若干位置をずらして設置されている。スパイダーバージョンでは、その低く連続したウィンドウエリアに加えて、上方に対角線上に開くドアが特徴。駆動源には2個の電気モーターが採用され、電源はリチウムイオンバッテリーが用いられる。

先日発表されたBMWのコンセプトモデルほどではないが、電気を駆動源とした新しいコミューターへの提案がみられる。都市における移動に適した軽量コンパクトなモデルの普及を念頭に置いている点では、BMWとの共通性も感じられる。日本国内でも展示される機会があるのか、今のところは不明だが、ぜひ直接見てみたいものだ。

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