週一でSBC信越放送のラジオ番組『らじカン』に出演させていただいている。毎回決められたテーマでトークを展開していて、昨日で5回目となった。少し慣れてきたのと、昨日はテーマが昭和60年だったから話しやすかった。でもね、素人相手に電話でトークを成立させるのは、さぞ大変だろうなと、いつも出演後には電話に向かって頭を下げている僕だ。
昭和60年といえば、やはり阪神タイガースの優勝が挙げられ、先方から投げ込まれた。これには対応できたのだが、ナイキの「エアジョーダン」とか、ファミコンの話を振られると全く反応できない僕だった。なんとも情けない。では北村さんにとって昭和60年はと問われて切り出したのは、「ウィ・アー・ザ・ワールド」と「ライブ・エイド」だ。前年のバンド・エイド「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」によって巻き起こった奇跡だった。当時の僕は何度涙を流しただろう。これが音楽の力なんだと心のそこから歓喜した。
1969年のウッドストックは当然ながらリアルタイムで知らない。ベトナム戦争に反対する声をロックで絞り出した、ラブ&ピースをテーマにしたコンサートであり、映画を観ては感動を味わっていた。まるでそれが再現されたかのような、しかも世界中を巻き込んで行われたのライブ・エイドには、信じられないことが起こっていると大騒ぎした。僕にとっての昭和60年はこれが最も大きな出来事で、今の世界はまるで逆行していると訴えたりもした。
加えてピックアップしたのは、中村あゆみさんの「翼の折れたエンジェル」のヒットだ。何と言ってもあの歌詞である。当時19歳のかわいいあゆみちゃんが、17歳で初めての朝と歌ったことに何度も胸キュンしたと告った。と、一応の下準備をして臨むようにしている。
そんな僕に、リスナーさんからメッセーシをいただけた。出演冒頭に読んでくれたのはうれしいったらなく、これによってトークのテンションは上がりまくり、アナログのよさにほっこりした昨日だった。毎週火曜日、午後3時過ぎが出番なんで、ぜひ皆さんお付き合いくだされっ!!