身体の歪みを治そう!の巻

小さい頃は、よく「姿勢」のことを親や学校の先生に注意されたものです。特に、腰かけている時に背中を丸くしない、肩ひじをつかないなどなど、別に姿勢が悪くたって勉強ができていればいいんじゃない? なんて、思ったことはありませんか? なんせ子供の頃は、姿勢の悪さが健康を害するなんてことは、あまり考えたことがなかったので、大人は面倒くさいことを言うなぁぐらいの感覚でした。腰痛や肩こりに悩まされるなんてこともない頃は、姿勢の悪さが身体に及ぼす悪影響なんて全くと言っていいほど、気に留めていませんでしたね。

イラスト:NORIMAさん(AC提供)

 

時は過ぎ…、50代も半ばになると、病院へ行くほど深刻な症状ではないにせよ、身体のどこかが痛むという人は多いのではないでしょうか。かくいう私の場合も、「首」「肩」「腰」…この3ヶ所のうち、常にどこかに不調をきたしているような気がします。最近は首が痛むことはほとんどありませんが、イスに座っている時間が長いせいか、腰が痛くなることが時々あります。なるべく同じ姿勢を長時間続けない、時々立ち上がるなどの注意点はわかっているものの、なかなか実行できないというのが正直なところです。同じ時間腰かけていても、なるべく正しい姿勢で座れば、多少なりともましなのでは?ということで、デスクワークなどで長時間イスに座ることが日常的なっている人は、まず、今一度座る姿勢を正す意識をもってみてはいかがでしょうか。正しく座ることで、身体の歪みを防ぎ、バランス感覚がよくなり、筋力もつくそうですよ。

まずは、身体の歪みによる主な不調を知ろう

  • 首の歪み→肩こり・偏頭痛・不眠・耳鳴り・手足のしびれなど
  • 背中の歪み→肩こり・ぜんそく・内臓などの障害
  • 腰の歪み→腰痛・脚のしびれ・下痢・便秘などの障害
  • 骨盤の歪み→冷え性・脚のむくみなど

こうして見ると、身体が歪むことで、実にさまざまな症状がでることがわかります。これらの症状、全くひとつもないという人のほうが少ないと思いますが、あなたはいかがですか? 不調の原因がわからなかった上記のような症状がある方は、「身体の歪み」が原因かもしれません! では、どうして歪んでしまうのか?次のチェック項目を確認してみてください。

自分の姿勢や習慣をチェック!

  • あごを引く
  • 横から見た時、耳・肩・腰の中心の3点が一直線上になるように
  • 腹筋に力を入れる
  • 背もたれに腰をつけない
  • 足の裏全体を床面につける

上記5点、どれも特別難しいことではありませんが、無意識に座っている「今」の状態でみてみると、私自身は何ひとつできていないです! ちょっとショックですね…これで腰が痛いとか言っても、「それは当たり前」という結論が、まず突きつけられた感じです。そして、上記の座る姿勢注意点以外にも、身体の歪みを引き起こす原因となる生活習慣もいくつかありますので、こちらもチェックしてみてください。

  • 寝転がってテレビを観たり、新聞などを読むことが多い
  • 靴のサイズに無頓着(サイズが合わなくても履いている)
  • 運動そのものをあまりしない
  • バッグや荷物を持つ手、かける肩がいつも同じ
  • 足を組む癖がある(身体をひねった姿勢でいることが多い)

これらのことに心当たりがある人は、既に身体に歪みが生じているかもしれませんので、速やかに改善のためにどうするべきか考えましょう! 悪い姿勢や生活習慣によって生じた「歪み」は、ストレッチなどで改善することが期待できます。誰でも簡単にできるストレッチが紹介されていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

引用元:「ちゅらしま」2019年9月号 健康倶楽部(医学博士・金谷潔史氏監修)

簡単なこととはいえ、忙しさゆえなかなか毎日はできない…とくじけそうな方は、近年流行の「骨盤矯正」なるグッズを利用するのもいいかもしれません。ホームセンターなどの健康用品を扱っているコーナーでは、骨盤矯正ベルトや骨盤矯正効果のあるクッションなどのアイテムが販売されています。毎日ストレッチが難しいという人はグッズの力を借りて、少しでも楽して改善できる策を取り入れましょう。最近はズバリ「姿勢矯正」というネーミングの、姿勢をサポートしてくれるクッション系製品があるようなので、1日のなかで座る時間が長いという方にはおすすめです。

たかが姿勢…と思っていたら、実は思わぬ病気の原因になっているかもしれません。自分の身体の歪みを改善をするためにも、今日から気軽にストレッチをやって、原因不明の不調も撃退しましょう!

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