先日、カバンを新調した。腰痛に苦しむおっさんゆえ、かっこ悪いけど3ウェイバックを使っていて、すでに4代目となったとここにも書いた。ちなみに持つ、肩にかける、背負うで3ウエイとのことで、ヘビーに使うビジネスバックをリュックのように背負える。これがなんといきなりの故障だ。
気休めでしかない程度なのだが、カバンのチャックを3桁の暗証番号でロックできる。出張の多い僕は、ホテルに荷物を置いたまま出かけるときに、このカバンにPCを入れてロックするのだ。もしも泥棒が入ったとして、PCがそのまま置いてあるのとカバンに入っているのとでは、犯罪率に少なからず影響があるのではないかという考えからだ。カバンは大きく2つのスペースになっていて、その片方だけだがチャックをロックできる。泥棒くんはまずロックされていない方を開けるだろう。すると、きったねえパンツや靴下が出てきてうんざりする。そして、こんなん持ち帰ってもなんの足しにもならねえぜと次のターゲットへと急ぐのだ。だが、PCをここに入れずに机の上に置いてあったら、とりあえずコイツだけはいただいておこうとなる。ねっ、少しは説得力あるでしょ(笑)。
てな訳で、先日の出張でも仕事を終えてPCを詰めて出かけた。が、なぜかこのロックが開かなくなってしまったのだ。何度やっても、ダイヤルを逆から回したりしても開かない。今の僕からPCをとったら何もできない赤子のようなものだ。パニックな頭でしばし考えた。「そうだっ、カバンのメーカーのサイトからお客様相談室を探そう」に至った。スマホでカンタンに見つかったが、受付は9時からとのことで無駄な時間を待った末ダイヤルした。
この時点ではやれやれな気分でお姉さんと状況を話し合った。結論は、おそらくこのロック機能部分の故障だということになった。「今日のところは壊してPCを救出してください、明日には新しいのを届けます。運転手から受け取ったら交換してください」となった。ここに至るまでに彼女は何度「申し訳ない」と言っただろう。だんだんこっちが申し訳ない気持ちになってくるからあら不思議。電話を切るときには「丁寧なご対応、ありがとうございました」と礼を言うまでになっていて、むしろ気分良くぶっ壊せた(笑)。
てな訳で、届いた5代目となる3ウェイバックをデビューさせるのはまた大安の明日を選び、今日はわさわざ3代目を使っている律儀な僕だ。短い付き合いになった4代目に変わって、よろしく頼むぜと明日は5代目のデビューだ。それにしても、些細なことながらバカ騒ぎするバカなおっさんですな。