この歳になってもフックンと呼べる男とは偉大である。ご存知、シブがき隊のフックンが今回の特集『消えた…俺たちの夏』に登場してくれた。ご覧の通り、芸能人水泳大会について語ってくれたのだ。ちなみに3人ともタメ年のシブがき隊で、モックンは創刊翌年暮れに発行したvol.5に登場してくれている。あとはヤックンを残すのみ。3人一緒に出てもらえたら面白いなあ。タメ年同窓会ってか。
現在から考えると、よくもあんな番組がゴールデンタイムに放送されていたものだ。必ずおっぱいがポロリとなるし、競技での姿勢やそれを追うカメラの角度もえげつなかった。騎馬戦なんかそれこそ男性アイドルたちの特権だったようで「アイドルを乗せて、ポロリも見られて最高でしたよ」と振り返っている正直者のタメ年男で、ポロリの仕組み(!?)も教えてくれた。読み進めていくと、忙しい芸能界ならではのちょっといい話も出てくる4ページだ。
会場となった大磯ロングビーチの名を強く記憶していて、バイクイベントで初めてこの地を訪れた時には「ああ、水泳大会の場所だな」と、記憶がフラッシュバックした。年に1度の番組は、俺たち世代にとっては夏の風物詩のひとつと言ってよかろう。
さてさて、写真のフックンの表情が実に素敵じゃないか。さすが芸能人と言えばいいのだろうか。人の良さが顔に出ているように思えてならず、僕にとっては一杯呑りたい風体の男である。実はそこへと向けて、彼を起用した連載企画を密かに考えている僕だ。一杯呑りたいから企画を練るってのは職権乱用な気もしなくもないが、これでいいのだ。
さてさて、そんなタメ年のナイスガイのインタビューページもさりげなくいいページだ。でね、まるでこの番組と連動するかのように、次ページからはカタログ・コレクションというタイトルで家電カタログ集をお届けしている。これがまたえげつない…、もとい、美しいページになっているから必見ですぞ。ぜひっ、書店で手にとってくれっ!!