サントリーミドリエは、壁面緑化システムの新シリーズ『森のかべ』を9月1日(木)から新発売する。
本製品は、同社が独自に開発した土に代わる新素材『パフカル』を使用した壁面緑化システム。ウレタンをベースに開発されたスポンジ状の新素材で、これによって土を使わないため軽く、さらに植物がよく育つうえ、取り扱いも簡単であるとしている。重量は従来の約40%減となる約33kg/m2だという。
植物は、日本古来より親しまれているヤツデ、ツワブキ、マンリョウなど木本(もくほん)性植物が中心に使用され、日本の森をイメージした落ち着いたデザインとなっている。
価格は1平方mあたり9万円と従来よりも安価だそう。これで真夏の日差しが和らぐのであれば、いいかもしれない。屋上緑化などと違って外部から見えるので、見た目にも涼しげだし、CO2の吸収にも効果があるだろう。もちろん、電気の節約にもなる。同社は同様のシステムを利用した『花の壁』も展開しており、用途や趣向によって使い分けられそうだ。個人的には都市部のコンクリートジャングルにはこうした取り組みが不可欠だと思っているので、この節電ブームにのってぜひ広まってほしいと思う。