今日6月10日は、関東地方も日中の気温が20℃を下回り、先日までの夏日がうそのような肌寒さを感じます。こんな時は、体調もくずしやすいですから着るもので調節するなど、身体が寒いと感じないように心がけましょう。
こんな急激な気温変化のなかで、4月に植えた我が家のミニトマト&ゴーヤさんは大丈夫だろうか?とやや気がかりなのですが、約1ヶ月半が経ち、ミニトマトは着々と実をつけ始めました! こちらは高糖度トマトさん。ひと房に18個の実が連なり、なんかそれらしくなってまいりました。
一方こちらはぷるるんトマトさん。かなり前に1個だけつけた実が、真っ赤に熟しています。ただ、こちらは上の高糖度トマトさんのような勢いがなく、この1個以外はひと房に数個の小さい実がついている状態で、やや心配です。
このように同じ環境で育てた野菜も、品種やちょっとした剪定などのやり方の違いでこれほど生育に違いがでるというのは、いろいろと考えさせられるものがあります。人間はほぼ同じ環境で暮らしていると思われる家族でさえ、その遺伝子や家庭以外の職場環境の違いによって、身体に及ぼす影響も変わってきますから、体調をくずすタイミングやかかる病気が同じとは限りませんね。ただし、人間の場合は飼われている動物や、栽培されている植物とは違って、自分の意志で取り巻く環境から自分を守る手段を模索することができますから、その点は我々に与えられたありがたい特権としてとらえ、なるべく健康を損ねないように気をつけたいものです。
「予防医学」の発展の意義
近年、「病気になりにくいからだを作る」、「病気を治療した後の再発を防ぐ」ことを目的とした医学という位置づけで、今やひとつの分野として確立されている「予防医学」が注目されています。いわゆる、生活習慣を見直すという単なる意識の問題だけでなく、医療費高騰などの社会問題も含めた考え方に基づいた医療の分野のひとつです。医学の進歩で、治療が難しいと言われていた病気も完治可能な時代となりましたが、できるなら病気にならないようにしたいというのは誰もが願うことです。
いきなり医学なんていう堅苦しいことを言われても戸惑うかもしれませんが、その根底にあるのは、常日頃こういうことを心がければ健康を保てるだろうと言われている小さなことの積み重ねですから、一般人の私たちはその点をあらためて意識することで「予防医学」のなんたるかを理解できると思います。たとえば元気な高齢者の方は、元気でいられるための何か秘訣があると思いますから、そういう方が身近にいたら、真似をしてみるのもいいかもしれません。そこに近づくために真似をするというのは極めて単純ですが、最も理にかなったことでもあると思うのです。いつも元気ではつらつとしている人をお手本にして自分の生活習慣を変えるきっかけを見つけましょう!
ふたつのトマトさんから学んだこと
このふたつのトマトさんも、元気なトマトさんはなんで元気なんだろう?元気のない方のトマトさんは育てる過程のどこかで、ほんの少しよくない状況を放置したのではないだろうか?と振り返ってみたりするのです。きっと茂りすぎた葉を切り落とさなかったことが、実がつきにくい原因だったと推測していますが、実がつかなくなって慌てて剪定するのではなく、そうなる前の対処が大切だったということを知りました。
トマトと人間を同じように考えるのは少し乱暴ではありますが、生命をもつものという意味では学ぶところはあると感じています。それと同時に、たわわに実ったトマトさんから栄養をいただく側の人間は、植物のめぐみというのは偉大であることも忘れてはいけませんね。我が家のトマトさんたち!今日の冷え込みに負けずがんばれ!