今日は福岡よりとんぼ返りして、当然のごとく「浅草秘密基地」を開催する。「福岡博多秘密基地」の興奮冷めやらぬ中、今日もぶっ飛んでいくのでみなさんふるって参加してちょうだい。先週は写真の河口 仁先生が見えてくださり、宴を盛り上げてくれた。
『昭和40年男』でマンガを特集した時にブロレスマンガの『愛しのボッチャー』を取り上げ、作家の河口先生と知り合えた。写真のとおりの福顔で、そのまんままるで福の神である。温かくて深くて優しい。年齢を重ねると、顔に人格が出てくる。そして思う。こんな顔に仕上がる人生を送りたいなと。
斉藤和義さんが歌った「やさしくなりたい」をカラオケで歌っていると、不意に涙が流れてしまうことがある。サビの最後、強くなりたいに続いて優しくなりたいと叫ぶのは、まさに僕自身の心の叫びだったりする。僕はこのサイトに書くことで、自分をそちらへ引っ張ろうする姑息なヤツだ。やせたいとか走ろうとか、自分が努力せねばならぬことは数知れず、その中で練れていないなって話も何度か出している。強さと優しさこそが、練っている最中に求めているんだとの気持ちがカラオケの涙につながっているのだ。河口先生はまさしく練り切れた人で強くて優しい。どうしたらこのバカ者は先生に近づけるのかと、そんな話を先週の月曜にさせていただいた。先生はただ微笑みながら、その答えなんかないことを言葉でなく教えてくださる。結局「ああ、やっぱり俺って練れてない」にたどり着いてしまうのだからやれやれでありながら、気分はすこぶる良かったのはやはり河口先生からの教えによる。
先生のふくよかさを知れただけでも儲けもんだ。求める方向を、言葉でなく態度で示唆してくださった時間があるだけでも幸せ者だ。と、言い聞かせながらまた、練れてねえなと反省する場面に出くわしたりする。日々修行である。
はじめまして。この記事は河口仁さんから紹介され読ませていただいております。仁さんとは50年以上のお付き合いになりますので彼の素晴らしさは存じております。仁さんからは編集長さんが素晴らしい人だと何回も聞いてます。私自身、仁さんさんに助けられた事も数しれません。昨年の秋頃まで毎日のように手紙や葉書のやりとりをしておりました。ここ数ヶ月、連絡が取れず気に掛かっています。お元気かどうかご存知なら教えて下さい。場違いなコメントですみませんが宜しくお願いします。