愛ある書店にいらっしゃ〜い!!

上野駅構内のアトレにある書店『明正堂』さんをのぞいてきた。ここではバックナンバーも展示してくれていて、増刊もしっかりと並んでいた。バックナンバーはビニール袋に詰められた、俺たちには懐かしいビニ本状態で棚に刺さっている。その最前に、手書きのPOPが貼られた立ち読み用の本を置くという深い愛がある陳列だ。こんなに大事に扱ってくれるなんて、作った苦労が報われるかのような気分になる。

 

本が売れない時代だと言われて久しい。耳にタコだぜ、うるせえぜと突っ張っている僕だ。確かにネット社会になって売りづらくなったジャンルはあるが、売れている雑誌だってたくさんある。書籍のビッグヒットだってたくさんあるし、要するに工夫次第じゃないか。考え抜いて懸命になって作った本はキチンと売れる。さらにこうした売り場の工夫はきっと販売を押し上げてくれる。

 

この書店さんはいつも賑わっている。立地の良さもさることながら、大型店舗の中のいたるところにこうした工夫が盛り込まれていて、きっとお客さんもそれが心地よいのだろう。僕はここの『昭和40年男』の陳列を見ると元気になれるから出かけては、そのたび何か購入してしまう。楽しい書店だからだな。

 

上野駅に来た際には是非のぞいてほしい。ビニ本になって可愛がってくれている様子は『昭和40年男』ファン必見だ。ここで本を眺めて銀座線に乗って田原町で降りれば『浅草秘密基地』の会場、ショットバー『FIGARO』はすぐそこだ。来週月曜はそんなコースでお越しいただきたい(笑)。

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