BMWは8月5日に『6シリーズ クーペ』を発表し、同時に受注を開始した。
BMWの6シリーズといえば、同社の大型ラグジュアリークーペ(とカブリオレ)ライン。古くは60年代の2000CSなどに端を発し、76年に初めて登場したシリーズで、今回は2003年以来のフルモデルチェンジとなる。新型6シリーズは、国内ですでに『カブリオレ』が導入されているが、今回発表されたクーペでも同様に4.4LのV型8気筒ツインターボを搭載した650iと、3Lの直列6気筒ツインスクロールターボを搭載した640iが用意されている。
BMWとして初めてとなるLEDヘッドライトが採用され、スモールライトリング、ハイビーム、ロービーム、フロントターンインジケータ、フロントサイトマーカー、およびコーナリングライトすべてがLED化。また、走行速度に応じて後輪の操舵角を変化させ、中低速域の俊敏性と取り回しのよさ、高速域での走行安定性を高めるインテグレイテッド・アクティブ・ステアリングを搭載。電子制御の無段階可変サスペンションと前後アクティブ・スタビライザーにより、「駆けぬける歓び」をさらに向上させたとしている。
いずれもブレーキ・エネルギー回生システム、アイドリングストップ機構を搭載するほか、ECO PRO(エコ・プロ)モードを設定し、燃費のよい走りも実現しているという。価格は『640iクーペ』が933万円、『650iクーペ』が1,235万円。