昨日より今日の改元によって、気持ちを新たにさせていただき大変気分がよろしい。まるで正月が来たような、生まれて初めての経験を53歳にしてできたことに感謝だ。ちょうど今年の目標に錆が出てきたところなんで、今一度リセットして踏ん張っていきたい。
もう随分昔のことのように感じるのは、『昭和40年男』の令和1発目となる締め切りだ。現在、vol.55が印刷所で眠っている。毎年末にひーこら言いながらの年末進行よりもひどい、10連休進行を乗り切って印刷所に突っ込んだ。おそらく今は大きな紙に印刷された状態で、連休明けの7日に断裁と製本されるのではなかろうか。いつもより、よ〜く乾いた本をお届けできることだろう(笑)。
今回、大変申し訳ないのだが値上げに踏み切った。改元のめでたいタイミングに心苦しいが、その分以上の力は入れたつもりだ。もちろん、これまでだって懸命に作っていたが、そこにギアを入れようと奮闘した編集部だ。
びっくりする特集だと思う。発表はもう少し焦らすつもりだが、我ながら、よくぞ“こんなもん”作ったものだと思っている。驚愕の表紙も、きっとこのサイトをご覧になっている皆さんには受け入れていただけると思うが、いまだに購入に至るのが初めての方は多く、知ってはいるが特集を見て判断する方がほとんどである。そうした浮遊読者の皆様に果たして受け入れていただけるのかどうか悩ましく、そしてチャレンジングな1冊を作れた。
今年は10周年イヤーである。改元と重なったことに“持ってるな”と思ってしまう。平成21年の10月29日に創刊して、令和元年に10周年記念号を出すことになる。うーむ、かっこいいな。元号をそのタイトルに掲げている『昭和40年男』に追い風が吹いていると、今日の所は大口を叩いておく。
では末筆ながら、令和が皆さんにとっていい時代になりますように。