もうすぐ史上最も長いと言われるゴールデンウィーク10連休がやってきます。今回の10連休は、最初の27日と28日は通常の土日ですが、以降は「昭和の日」に始まり、「国民の休日」や「振替休日」(さんざん休んで最後が振替休日というのが笑ってしまう…)などなど、おそらくこんなことは昭和40年男が生きているうちには二度とないだろうという暦に仕上がっています。
アンケート調査などによると、休みがたくさんあっても喜んでいる人ばかりではないという結果も出ています。日給や時給で働く非正規雇用の人たちの多くは、休みが増える分収入が減るため、それを補うための一時的なアルバイトを探すなど、深刻な問題を抱えている人も多いというのが現実です。
そしてもうひとつ、こんな長い休みを過ごしてしまったら…心配なのは連休明けの「5月病」ではないでしょうか?
昔は、新入社員や新入生がかかるものと思われていた5月病ですが、今では同様の症状に陥る可能性が幅広い年齢層に広がっているように思います。軽いうつのような状態というのでしょうか、いわゆるブルーマンデーのさらにうえをいくような状態が、特に今年のゴールデンウィークなど長期休日の後にやってくるのでは?とよからぬ想像をしてしまいます。それは決して他人事ではないように思います。
社会人としてベテランと言っていい昭和40年男世代の人たちでも、年度替わりで生活環境が変わったという人はいろいろと抱えているかもしれません。部署異動や転勤、それに伴う引っ越しよる環境の変化、取り巻く人間関係の変化もあって、うまくいっている場合でもそれなりに神経をすり減らすものです。まして、うまくいっていないとなれば、そんなタイミングで10連休を迎えるとなると、休み明けはよほど何か楽しいことを仕掛けておかないと、考えただけで憂鬱になるという人もいるのではないでしょうか。
なんだかだるい。やる気が起きない。食欲がない…なんてことにならないように、休みだからといってダラダラせず、夜更かしもほどほどに、なるべく規則正しく生活するように心がけて、録りためたビデオを鑑賞する、読書をする、身体を動かすなど普段なかなかできないことをいっぱいやって、いろんなことをインプットしたり、リフレッシュするいい機会だととらえましょう! もちろん海外など、旅行に出かける方もいると思いますが、ちょっとしたテーマを掲げるとか、あそこに行ったら必ずこれをしよう! みたいな、明確な目標があると楽しいと思います。そして帰って来たら、写真やビデオと共に旅行記なんていうのを作っても楽しいのではないでしょうか? とにかく、10日間ある時間を有意義に過ごすことができれば、休み明けもブルーになることなく「令和」のスタートをきれるかもしれません!
過去に一度でも、ゴールデンウィーク明けになんとなく憂鬱な気分になったことがあるという人は、いつもより長い分、今年の10連休は要注意です! 今からそうならないために心がける意識を持つだけでも少しは違ってくるかもしれませんね。特に予定がない…という人は、ぜひ今週中にゴールデンウィークのプチ計画を立てることをおすすめします!