こんにちは!編集部のまつざきです。
昨年、「ちょっと遅い夏休み」で訪れた青森県弘前市。桜の名所として有名な弘前城公園でもうすぐ『弘前さくらまつり』が開催されます!期間中は毎年200万人以上の観光客でにぎわう『弘前さくらまつり』ですが、今年は4月20日から5月6日まで、GWの10連休がすっぽり入っています! 日本列島はつくづく南北に長いのだなぁと実感させられるのが桜の開花ですが、我が故郷の青森は東京とは約一ヶ月遅れで桜前線がやってきます。なので、卒業や入学の思い出も、よく歌の歌詞に出てくるような桜の風景とは縁がないんですよね(^-^;
会場となる弘前公園には52種類、約2,600本の桜の木があり、満開の時はそれは見事な光景です。私も一度だけ観たことがありますが、お城の周囲にあるお堀に映る夜桜は本当に「一生に一度は観てほしい」と思う眺めです。
開催期間中は、中濠観光舟や桜守による鑑賞ツアーなど桜にちなんだ特別な催しも開催されるそうなので、ぜひ弘前観光コンベンション協会HPで詳細を確認してお出かけください!
満開を迎えたのち、桜が散り始めたお濠では、SNSで話題の花筏(はないかだ)が楽しめます。大量の花びらが水面を覆いつくしてしまうため、桜のじゅうたんとも呼ばれているそうです。
弘前公園の桜は、正徳5年(1715年)に、城内に植えたのが始まりと伝えられているそうです。明治になって、荒れ果てた城内を見かねた旧藩士・菊池循衛(きくち たてえ)が、明治15年(1882年)にソメイヨシノ(吉野桜)1,000本を植栽しましたが、一部の士族の迫害を受け、苗木が抜かれたり枝が折られたりしたのだとか。その後、明治34年(1901年)に再び内山覚弥らによって1,000本が植栽され、その後も市民の寄付などが続き、桜の見事な風景を作り上げていったということです。弘前市でいわゆるお花見が始まったのは大正5年(1916年)。その時の夜桜見物はそれはそれは大盛況で、それを受けて、大正7年(1918年)から弘前商工会が「観桜会」としてスタートさせたものが、昭和36年(1961年)に名称を変えて『弘前さくらまつり』となり、昨年100周年という記念すべき年を迎えて、101年目の今年へとつながっているのです。
今年はこのところ気温も低く、20日頃はまだ咲いていないのでは…という心配もありますが、逆に10連休中は最終日まで楽しめるかもしれないという期待も持てますから、GWどこに行こうかまだ決めかねているという方はぜひお出かけになってみてはいかがですか? 昨年ご紹介したように、市内には観光名所がたくさんありますので、お城のある町弘前をめぐってみてください!