あわせて本全体のバランスも考えていく。
特集のサイズ(ページ数)やメッセージの量という考え方をしていくのだが
この作業はすごく算数的な考え方になる。
以前、とあるミュージシャンのインタビューで
「作詞はすごく数学的に考える」と聞いたことがある。
俺はすごく頷いたね。
雑誌の場合だと
この企画のパワーとかタイトルのベクトルがこういう数値になるから、
巻末はちょっとこっち側に引き算入れとこうかって、
なんかすっげー感覚的に聞こえるかも知れないけれど、
かなり算術なんですよ。
わかりやすく計算するために、
台割表が表示されているPCの画面を
あーでもない、こーでもないといじっている時間は
足りないながらも能力のすべてを駆使している時間である。
集中力を高めて考える。
現場から上がってきている、すでにカタチになっている部分もあり、
これからつくり込んでいくページやタイトルに大きな影響を与える。
そんなこんなのすべてが台割表に刻まれていくのだ。