『ボヘミアン・ラプソディ』を観たか?

だいぶ遅れてだが、話題の映画を観てきた。まだこれからという方はネタバレありなのでここで退散してちょうだいな。もうすぐDVDもリリースされるそうで、きっと売れるだろうなあ。

 

ストーリーがクイーンの前身のスマイルから始まるとは、まずいきなりビックリさせられた。どうなっていくのだろうと期待に胸をふくらませていると、テンポよくたくさんのネタを次々に展開していく。僕は『ザ・ゲーム』『フラッシュ・ゴードン』で、クイーンから完全に離れてしまったから『ライブ・エイド』にまつわる話は新鮮に楽しめた。あのくだりに異論があるという方もいるが、作品にとってはよい描き方だと僕は楽しめた。そして泣いた。よくよく考えれば『ライブ・エイド』のDVDを持っていて、改めて見直した。なるほど、観客のノリが他のミュージシャンと比べていいのは確認できる。

 

そして予感はしていたが、エンドロールで『ショー・マスト・ゴー・オン』がかかった時に涙が増量した。初期のクイーンファンにも納得のいく曲だったし、病気と戦い続けたフレディらしい曲だ。ずっと気持ちが離れていたクイーンに再会させてくれたアルバムが『イニュエン・ドゥ』で、ラストナンバーの『ショー・マスト・ゴー・オン』がクイーンのリアルなオリジナルアルバムのそのままラストナンバーになったことに運命を感じていた。これが映画のラストになるのもまた運命である。

 

『ボヘミアン・ラプソディ』を作り込むシーンもよかった。エレキギターは高くて手が出ず、アコースティックギターで『ボヘミアン・ラプソディ』のソロを練習した日々を思い出しながら、クイーンへの感謝の気持ちに変わっていった。中1のあの日、クイーンに出会って本当によかったと思えたことも、鑑賞後の気持ちだった。もっと早く観て、いち早く観た周囲の連中と議論がしたかったなと後悔した僕だった。…と、こんなことを栃木県のサーキット、ツインリンクもてぎでつぶやいていいのだろうかとチョッピリ罪悪感を持っていたりする(笑)。

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