『昭和40年男』編集長に休息の日はない。今日はバイクロードレースの開幕戦取材で、栃木県のツインリンクもてぎに来ている。このサーキット周辺は花粉がすごくて大変なことになっている。
僕が注目しているのは最高峰クラスのJSB1000で、市販1000cクラスのバイクで闘う。毎年レベルアップしている中へと、各メーカーが威信をかけてマシンを送り込んでいる。
残念なことにお客さんが少ない。僕は10〜20代の頃にあったバイクブームとはまったく縁のないロック野郎だったから、全日本が開催されるサーキットにお客さんが詰めかけているのを知らない。いつか超満員の全日本ロードレースの開催を夢見て様々な活動をしているものの、力不足で結果が出せていないのが歯がゆい。なぜそんな努力を繰り返すかといえば、純粋にバイクレースがおもしろいからだ。男たちが命がけで意地をぶつけ合う。抜きつ抜かれつがスリリングに展開される。そしてそれを支えるのがチームであり、勝利はライダーだけでなくチーム全員にもたらされることなどなど、魅力満載なのだ。
去年は、ヤマハが前年に逃してホンダに譲ったチャンピオンを取り返した。先ほど行われていた予選を見ていると、今年もヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームの2台と、ホンダワークスのチーム・HRCの1台が抜けている感じだ。追いかけるのはカワサキ・チーム・グリーンとスズキ・ヨシムラという構図は去年とほぼ変わらない。午後に行なわれる決勝で、頭の3台がそのまま表彰台か? カワサキ・スズキが割って入るのか。注目の決勝レースはこちらで見ることができるから、ぜひお付き合いいただきたい。
レーサーの人生において旬の時期は極めて短い。若者たちにとっては1年1年が極めて重要で、その中にあって年間のレースはたった12戦しかないから、1戦が人生に占める比率がものすごく高いことになる。何冊も出せる僕なんかより、グーンと少ない勝負の中で結果を出さなければならない若者たちに僕の心が踊るのである。さあ、決勝は13時40分スタートの予定だ。予想より路面温度が上がりそうで、各チームの対応が結果にどう結びつくのだろう。楽しみである。
花粉なんかへっちゃらなオレにはサイコーな観戦日和でした(^▽^)
素晴らしい熱戦で、二日目も期待!
今日も素晴らしいレースでしたね。ちょっとトップ3台が強すぎるかな。