萬平さんにやられてる。

いよいよ最終週となったNHK朝の連ドラ『まんぷく』だ。今回の視聴率はおそらく10%台だった。いやいや何をおっしゃると苦情を申したい皆さま、これは僕個人の視聴率だ。全放送中で見られた率が残念なことに20%に届いていない。近年の朝ドラ個人視聴率でダントツなのは『あまちゃん』で、おそらく5割どころかもしかしたら70%台かもしれない。『ひよっこ』もきっと30〜40%近くて、この2作は僕にとってモンスターである。比べると『まんぷく』は、きっと僕の中では平均点をやや上回るくらいの視聴率だった。

 

ちょっぴり気になるのが、PRしすぎなことだ。かつてニッカウイスキーをガンガン持ち上げて、相対的にサントリーを引きずり落とした作品に見向きもしなくなってしまったが、今回もその感がやや否めない。だが見続けている(って週1〜2がやっとだが)のは演者たちによる。イキイキしていて、うざったいくらいの愛の水中花…、もとい松坂慶子さんに特に引きずり込まれている僕だ。以前にもここに書いた、福ちゃんと世良さんも大好きなキャラで、見続けるのが折れそうなときをなんども救ってくれた。

 

だが今回の連ドラは困ったことが生じてしまった。これまで10年以上に渡ってひかえてきたインスタントヌードルに対して、解禁状態になってしまったことだ。健康がどうだとか、塩分がなんちゃらのせいでは決してない。永遠にダイエットを続けなければならない意志薄弱の僕にとっては、インスタントラーメンは大敵なのである。腹一杯になるには、おそらく日清カップトリオにプラストムヤムクンヌードルを足すだろう。ペヤングの2倍だってきっと楽勝だ。最近食欲が抑えられるようになった僕なのに、カップ麺や袋麺には、なぜか幼少の頃より別腹感がある。これにうなづいている方がいるのではなかろうか。とにかく腹にこない食い物なのだ。だったら手を出さないに越したことがないと、よっぽどのことがない限り食わなくなれた。

 

が、萬平さんのせいでちょくちょく手を出すようになってしまった。『まんぷく』効果を狙って組んだ特集『俺たち即席メン世代』も響いた。特集のためにいくつもの袋麺を再確認してしまったのだ。さらに、まんぷくラーメンによって♩すぐおいしい〜、すごくおいしい〜と袋を開けるようになり、最近ではまんぷくヌードルの具に対する苦労を再確認せねばとこいつに手を出している。ちなみにこの写真は人の少ない日曜のオフィスでのことで、このとき僕は会社の湯沸かしポットを初めて使ったことに気がついた。そのくらい、意識薄弱野郎の割には頑張ってきたのに「どうしてくれるんだい、NHKさんよお」な気分である。そして、「これじゃあ、水着が着られない」と叫んでいる。てな訳で、今日の駄文にて誓う。

「今年はもう、カップにも袋にも手を出さん!! 」

以上、ご静聴ありがとうございました。

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