突然春がやってきたような週末を楽しく過ごしているだろうか。そして迎える明日は、月曜日の憂鬱を軽~くすっ飛ばせる『昭和40年男』の最新号が発売だ。先日お伝えした通り、次号の特集はタイトルを『デジタル大革命』とした。パナソニックが今日のタイトルでCMをバンバン流していた頃よりもリアルに“ヤルモンダ”が実現していて、大革命の渦中に我々はいる。
人間の歴史の中でこれまでたくさんの発明があり、その中には暮らしや価値観を変えるものが点在している。野生動物たちに力で圧倒的に劣る我々がこうして地球上に君臨していられるのは、火を使い、石器を使ったご先祖さまの知恵によるところから始まった。その後も人間はこうなったらいいなという夢や希望をカタチに変えて実現してきた。『昭和40年男』がお伝えしている“明日への元気と夢”が、いつの時代もどっちゃりあったのだ。
今回特集で取り上げたデジタルによる革命と言っていい技術は、人間が生み出したという範疇からはみ出している。その応用はいうまでもなく無限であり、俺たち世代はこの予想もつかない大革命に現役で関わらなければならない。日進月歩なんてぬるい言葉じゃなく、秒進分歩というくらいのスピードで人類は未来へ突き進んでいる。
俺たちはアナログが沸点にまで登りつめた時代を知っている。その上、デジタル技術の黎明期も知っている。混じり合った面白さをガキの頃に肌で感じて成長した。まだまだ日進月歩という言葉が事実上の死語になる前だ。その混沌とした交じり合い、トライ&エラーは常にワクワクドキドキを与えてくれた。空気までも変えていくような、時代の変革を最も多感な頃に楽しめたのだから、やっぱり幸せものだ。そして現在、デジタルの世界も最初の沸点を迎えようとしている。そんな時代へと動いた大きな起点、つまり超成熟したアナログにデジタルが侵入したあの頃を探ってみる。俺たちの元気の源にきっとふれられるはずだ。明日、ぜひ手に取って、レジへ運ぶかご検討いただきたい。