お酒飲めないのに「ALT値」が高い!の巻

先日、会社の健康診断を受けに行ったという話をしましたが、先週末にその結果が送られてきました! 結果は、残念ながらパーフェクトとまではいきませんでした…。数ある項目のなかで基準値を超えたもの、もしくは低かったもの (*マーク) が4つありました。自分史上最悪です (-_-;) … 去年、一昨年の3つを上回ってしまいました。(ちなみに3年前まではBMI値を除けば15年間パーフェクトでした。)

4つのうちひとつはBMI値で、多少やせているという程度のものなのでそこは問題ないのですが、残り3つのなかで最も気になったのが「ALT (GPT)」の値です。「LDLコレステロール (悪玉コレステロール)」が 136 (基準値は60~119) というのも気になりますが、ALT (GPT) が昨年の21から48と、倍以上になっているのは看過できません。ご存じかと思いますが、この値は肝機能の異常を知らせてくれるもののひとつです。「AST (GOT)」の値との関係で、より具体的にどういった異常が考えられるかがわかるようです。この二つは肝臓の細胞が障害を受けると血液中に酵素が流れ出してその数値が上がります。ほとんどの場合両方の数値が高くなりますが、特に ALT (GPT) が高い場合は肝臓の病気であることが疑われるというものです。AST (GOT) の数値だけが高い場合 (ALTは高くない) は心筋梗塞や筋肉組織が壊れているかどうかを判断する材料となるそうです。

どちらの数値も高く、ALT (GPT) が AST (GOT) より高い場合は脂肪肝、慢性肝炎などが疑われ、AST (GOT) の数値が上回っている場合は肝硬変、肝臓がん、アルコール性肝炎、心筋梗塞などが疑われるのだそうです。以前は基準値が40までとされていた ALT (GPT) ですが、現在では31以上あると肝臓に異常がある可能性が高いということで、より厳しい基準値となっています。少しくらいのオーバーなら、と放置せずにやはり改善のための努力をするに越したことはないですよね。

肝臓機能の値といえば、最もメジャーなものは「γ-GT (γ-GTP)」だと思います。お酒を飲みながら「ガンマが高い」なんて話をしたことはありませんか? 心当たりありますよね? この γ-GT (γ-GTP) は50以下が基準値とされています。私の場合この数値については「15」と何ら問題ないのです。ALT (GPT) が悪いのに γ-GT (γ-GTP) は正常、これはどういうことかというと、「アルコール性ではない」肝機能低下を表わしているようです。実際、お酒はほとんど飲めませんので、納得の数値ではあります。しかし、アルコール性でなくても、肝機能が低下していることに変わりはないわけで、おそらく年末年始、そしてその後にも風邪をひき、薬を飲み続けていた影響ではないかと推測しています。

だからと言って、自然に放っておくのもなんだかな…と思い、「肝臓にいい」といえば「オルニチン」でしょう! (かなり単純ですが…) ということで、早速購入しましたオルニチンサプリ! 「タウリン」も肝臓にいいそうですが、ここで気をつけたいのが、タウリンはよくドリンク剤などに配合されていて、「リポビタンD」とかがまず思い浮かびますが、それで摂取しようとすると、それ以外の成分が肝臓に負担をかけるそうなので、ドリンク剤は避けて、なるべく食品から摂る方がいいようです。タウリンが多く含まれている食品には「牡蠣」「ヤリイカ」「たこ」「ホタテ」「あさり」「さんま」「えび」などがありますので、普段の食事に取り入れるように心がけてみてはいかがでしょうか。これらの食品には「オルニチン」を多く含むものもありますので、1日に1食でもいいので摂りたいですね! 魚介類が苦手、もしくは控えているという方には、ブロッコリーの新芽の「ブロッコリースプラウト」もおすすめです! 最近はスーパーなどでもよく見かけますが、見た目はカイワレ大根の小さい感じでそのままサラダや煮物のトッピングにしてもいいでしょう。「スルフォラファン」という肝臓を改善してくれる効果がある成分を含んでいます。ALT、γ-GTPが高い人には、「オルニチン」「タウリン」「スルフォラファン」この3つの成分が肝機能を助けてくれると思いますので、ぜひお試しください!

メタボが気になる方へひとつ。肝機能が低下すると中性脂肪がコントロールできなくなってしまうのだそうです。えぇ~っ!! 結構気をつけていても中性脂肪が減らない、脂肪肝と言われているという方、 肝機能の低下が原因かもしれません。ということは、肝機能を正常に保つことがメタボ解消の条件であるとも言えます。今自覚症状がなくても、諸々病気の危険性を指摘してくれる「数値」を突きつけられているのなら、自分でできる努力はしましょう! 「自分の身体は自分で守るしかない」のです。そして私は、6ヶ月後に再検査を受けて、この肝臓機能低下を示す数値が元に戻っているかどうかを再度ご報告することを約束します! (仮に改善されていなくても (^-^;) )
 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で