毎日毎日こうしてつぶやきを続けていると、たまに書いている自分自身にだまされることがある。先日書いた1980年の空気は、3月11日に発売が迫った最新号のちょっとしたヒントというか盛り上げというか。そんな狙いで書くために、直接的には特集に関係のないヒット曲を引っ張り出した。するとあら不思議、欲しくなっちまった。ここでポチッがない昔だったら購入には至らなかっただろう。今CDショップでこいつを見つけるのはきっと至難の技だ。が、PCを叩けば1発で見つかり、悪魔のポチッである。
実はこうして、つぶやきから購入に至る音楽ソフトが多い。記憶に残っていてネタにする洋楽は、皆さんと共有できるヒットソングになる。が、中高生の頃の僕にとってこれらのヒット曲は購入対象ではなく、エアロスミスだったりレッド・ツェッペリンだったりジミ・ヘンドリックスだったリと、活動していたバンドの肥やしになるものばかりだった。金があればこうした流行りのアルバムも買えたかもしれないが、極貧生活の中でLPレコードは清水の舞台級の買い物だったから無理だった。
そしてさらに、当時は流行り歌に夢中にならないふりをしてカッコつけていた。ロックに打ち込む自分を演じていたんだな。それは、去年僕がプロデュースした『昭和洋楽』のライナーノーツにもカミングアウトした。ちなみに『昭和洋楽』に入れた曲で、当時レコードを所有していた曲はない(借りっ放しが1枚あるが)!! むさぼりつくように洋楽の情報を集めてはテープに収めていた産物である。
てなわけで、つぶやきだったり『昭和洋楽』の仕事だったりで何枚CDを買わされたことか。今回もこうして『ザナドゥ』を買っちまったのだ。いやあ、キラキラしていてよい。オリビア・ニュートンジョンのハリのある声と絶頂期のELOの演奏とメロディメーカーっぷりは気持ちいいったらない。1980年夏の香りを運んで来る1枚を皆さんもいかがでしょう? 念の為、ポチッつけときます(笑)。濃い酒の似合うCDが多い僕のコレクションの中で、こいつはシンガポールスゥイングだな!! いやいや、カルアミルクか?
ザナドゥ私も大好きです。
オリビアのハリのある声とても素敵です。
日曜の夕方、バンバン司会の文化放送オールジャパンポップ20でヒットしてる当時、イントロがかかるとワクワクして聴いていたのを思い出します。
追伸 今月31日(日)まで、有楽町マルイ 8階特設会場で『 UDO 50th Anniversary Special Exhibition 〜海外アーティスト招聘の軌跡 〜 』
1967年~2017年まで「ウドー音楽事務所」が招聘した数々のアーティストのポスター、記事、衣装、サイン入りのプライベート写真、実際に弾いたギターなども展示されているらしいのですが、是非ともリポートして下さい!
コメントありがとうございます。
あの曲のイントロって、これぞ80年代の幕開けって感じがしますよね。