今日は、秋田県の田沢湖スキー場でイベントだぞー。みんな遊びに来てねー。
昭和40年男の僕の名盤ライブラリー「懐かしの名盤ジャンジャカジャーン」をお届けしている。50枚くらいをセレクトできたらいいなと思っているが1枚目ですでに4日目である。ヤレヤレ長くなりそうだぜ。
昨日は『レット・イット・ブリード』(’69) の頭3曲のすごさを書いた。が、このアルバムは本当に捨て曲が1曲もないどころか、すべてが名曲なのである。タイトルチューンはもちろん、6曲目の「ミッドナイト・ランブラー」は、「ラブ・イン・ベイン」とともに僕がストーンズで最も好きな楽曲のひとつである。「ユー・ガット・ザ・シルバー」はキースの歌が聴けるし、ラストの「無情の世界」は名作のラストにまさにふさわしい大曲だ。この曲は、映画『レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー』(’83) でのキースのリズムカッティングに、シビレまくったのも強く記憶している。ここに書かなかった曲もすべて名曲ぞろいの、最高のアルバムなのだ。もしも、ストーンズにしびれたことがないという昭和40年男がいたら、ぜひ聴いてみてほしい。
対抗馬を出すと『ベガーズ・バンケット』(’68) である。『レット・イット・ブリード』の前作にあたり、多くのストーンズフリークやロックファンたちに1枚セレクトせよと言ったら、同じように悩むのではないだろうか。ただ僕は、キースのカッコよさに憧れながら生きてきた。だからこの連載1発目にローリング・ストーンズを出しているし、キースびいきにとっては『レット・イット・ブリード』の方が上になってしまうのだ。
さて、4回もストーンズについて語ってきたここで、僕にとってのストーンズベストソング5曲を発表します。
第5位 「悪魔を憐れむ歌」
『ベガーズ・バンケット』収録で、ブライアン・ジョーンズの死後のライヴでコイツを演奏したのは、やはりストーンズですな。
第4位 「オール・アバウト・ユー」
アルバムとして評価すると駄作に入るだろう『エモーショナル・レスキュー』(’80) のラストに収録されたナンバーだ。キースが歌う曲で一番好き。
第3位 「ミッドナイト・ランブラー」
この曲のリフは僕にとってロック界のベストリフ5にも入るだろうな。日本公演でやったときは涙だった。
第2位 「ラブ・イン・ベイン」
昨日散々語ったとおり。
そして〜、
第1位 は〜、ジャン!!
「ストリート・ファイティング・マン」だー。
僕にとってストーンズサウンドとはこの曲なんです。『ベガーズ・バンケット』収録なんでやはり名アルバムということになるなあ。それにしても『オール・アバウト・ユー』を4位に入れるキースびいきっぷりが、我ながら笑ってしまう。
長くなりましたが、こんな調子で「懐かしの名盤ジャンジャカジャーン」を、不定期でお送りして参ります。異論反論をガンガンいただければ幸いでございます。よろしくねー。
(了)
『悪魔を憐れむ歌』
タイトルからの想像と実際の曲のギャップが大きかった曲で5本の指に入ります。
他に、ボヘミアン・ラプソディーや対自核などです。
タイトルとのギャップはあまり考えたことがなかったです。が、当時の邦題文化は好きです。