発売直後恒例の大編集後記を今日も番外編としたのは、タメ年男のあっぱれなチャレンジに触れたからだ。
最新号の特集は何かとつらい局面にある俺たちに向けてのエールの意味も込めてある。その誌面の中に入れてもいいくらいの、友のチャレンジが明日始まるのだ。
写真の鶴田竜二さんとは、もうかれこれ20年以上の付き合いになる。バイクレーサーであり、世界で戦うレースチームの監督であり、バイクのパーツメーカーと大型ショップを手がける。その彼が、カワサキの展開しているカワサキプラザというバイクショップを愛知県知立でオープンさせることになった。明日のオープンを前に、お祝いに出かけてきた。
バイク屋ってのは、おっかないおやっさんが手を真っ黒にして1日中バイクをイジっている。そんなイメージがあるのではなかろうか。ところが最近は、車の高級ディーラーのようなオッサレ〜なショップを各メーカーが発信している。カワサキプラザはその名のとおり、カワサキが手がける専門ショップだ。国内販売を手がけるカワサキモータースジャパンによると。
カワサキプラザは、新たなカワサキブランドの専門店です。
専任のコンシェルジュがモーターサイクルのあるライフスタイルをご提案いたします。
確かな品質・快適な空間を、あなたの目でお確かめください。
としている。カワサキは現在カワサキプラザの全国展開を急いでおり、鶴田さんは国道1号沿いの知立名物大あんまき本店の真向かいに店を構えた。
仕上がったばかりの大型ショップは靴を脱ぎたくなるくらいピッカピカで、でっかいスペースはなんとも誇らしげだ。大きな勝負に出た鶴田さんの表情にはやる気がみなぎっていて、言葉も力強い。チャレンジはつらい。男はつらい。だがその先にきっといい日が待っていることを信じて、男たちはつらくとも勝負に出るのだ。彼を見ていると。そして最新号の特集を眺めていると、つらくとも新創刊の文字が頭に浮かぶ。そろそろやるかな!?
オープンは明日だ。『昭和40年男』読者の皆さんは、ぜひお祝いに行っていただきたい。タメ年男の勝負に触れれば、きっとやる気がわいてくるはずだ。