忌野清志郎が教えてくれた ~大編集後記。

新年一発目の勝負が始まったばかりだ。平成31年から新元号に変わる今年を占う1冊は、粋でいなせな生き方を取り戻そうと企画した。スピードが増すばかりの社会に押しつぶされそうになって、ついつい焦ってしまうことがある。そんな時、やせ我慢が崩壊した行動に出てしまうことがあり、ものすごく後悔したりする。要するにまだまだ人間が練れていないのだ。新年号ゆえ、そんな自分へ戒めも込めて作った。

 

忌野清志郎さんには多大なる影響を受けた。うんうんと頷いている方は多かろう。逆にまったくかすらなかったという方も少なくなかろう。そう、好き嫌いがハッキリ出る存在だ。僕の友人はくさやの干物と呼んだ。言い得て妙な表現じゃないか。慣れるのに少々時間がかかるが、慣れてしまえばこんなにうまいものはない(って、僕はくさや食えません)。

 

そんな清志郎さんのページタイトルは“ロックはつらいよ”だ。シャイでナイーブな方だったと聞く。なのに、世の中の不条理に対してとことんエネルギーを使い、そのパワーこそがロックそのものだった。出会ったのは高校生の時、深夜のテレビで毒々しく演奏するRCサクセションの姿と清志郎さんの声に、それまで知らない世界を見た気がした。情報を探るとハマっている奴が実は多くて、レコードを借りたりあれこれ教えてもらいながら夢中になった。洋楽と出会い、ギターを弾き始めるとハードロックこそがロックなんだと傾倒した。そこから卒業させたのがストーンズであり、オーティス・レディングであり、そしてRCサクセションだった。ライブにもなんども通った、僕にとって大き過ぎる存在だ。

 

ご覧のページのメインで使われた写真は新宿ロフトの写真で、僕が中2の12月のライブとのことだからまだRCを知らないころだ。奇抜なファッションと鋭い眼が清志郎さんらしくてすげーかっこいい。後ろのチャボさんもかっちょよくて、この1冊は僕の宝物になった。と、そんな最新号をぜひ、よろしく!!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

1件のコメント

  1. Piece of writing writing is also a excitement, if you be familiar with after that you can write or else it is difficult to write.

コメントは受け付けていません。