カップヌードルの衝撃!!

最新号は手に取っていただけただろうか? パラパラとめくれば特集から狂気を感じていただけるはずだ。てなわけで(!?)、発売直後の今日も思いっきりPRをさせていただく。

昭和40年男たちなら誰もが衝撃を受けたはずだ。カップにお湯を注ぐだけで、エビやら肉まで入ったヌードルになるというテクノロジーに。当時の僕は「チキンラーメン」の存在を知らず(タメ年諸氏には多いように感じる)、鍋にかけないというのは魔法に極めて近かった。お袋なんざ「沸かさないと殺菌できない」といきなり拒否したから、我が家にカップ麺がやってくる日は遠いことを感じさせた。そもそも当時の100円は高すぎる。

 

ソロバン塾に通っていたある日のこと、塾の近くにある駄菓子屋で金持ちの友達が「ニュータッチヌードル」を食っていた。高値のカップ麺に小学生の分際で手を出したことと、蓋にフォークが収まっていたことにまたも驚愕である。このフォークは「なんちゅうおしゃれな」と、子供心を揺らすだけ揺らした。しばしの時間を待った後、寒い空気の中を湯気が立ち上る。立ったまま食い始めた金持ちを、ただ呆然と眺めるだけの電気屋の小倅だ。あの日のことは、今も鮮明に蘇ってくる。それほどの衝撃だったのだ。

 

やがて小金が使えるようになりカップ麺人生が始まるわけだが、今では信じられないほどよく食った。毎日ように食いまくった。新しいカップ麺にも貪欲に取り組んだわけだが、今に至り僕の好きなカップ麺といえば「カップヌードル」「カップヌードル カレー」「ペヤング」「きつねどん兵衛」「ホームラン軒」あたりで不動だ。最近はほとんど食わなくなったが、ついついやっちまうのが出張先の寝酒時である。クライアントと、食うのはそっちのけで議論しながら飲みまくる。別れると腹が減っていることに気がつき、コンビニに寄っちまうのだ。これじゃ身体にいいわけないよ。とスーダラ節を歌いながらチープなホテルですするカップ麺ほどのご馳走はない。わかっちゃいるのだが、やめられないのだ。

 

って、PRだよ。ご覧いただいているページの後にさらに見開で展開したこのコーナーは、カップヌードルの歴史を綴ったカタログである。興奮間違いなしだから、いざいけ〜書店へと!!

 

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1件のコメント

  1. “カップリーナ”も入れていただきたかった。。。尾崎紀世彦さんのCMでした。味はカップスターに近かったような。

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