クレイジーケンバンドの横山 剣の著書『僕の好きな車』が11月16日に立東舎より刊行される。
本書は雑誌『POPEYE』に6年間にわたって掲載された人気コラムを書籍化したもので、FORD MUSTANG GT’65からCITROEN SMまで、70台を超える名車・旧車・ダメ車・珍車との思い出を横山 剣が振り返ったカー・エッセイ集だ。驚くべきはその記憶力で、車に目覚めた5歳当時の鮮烈な思い出から始まり、車のみならず音楽、映画、ファッション、レース、そして街や建物の記憶がめくるめくように溢れ出すさまは、当代一級のメモワールと言えるだろう。そしてその背後に見え隠れするのは、キャンティ、ヤナセ、アルファレコードといった華やかな世界……。ただし、そんな昭和の潮騒に心を踊らせながらもノスタルジーに耽溺するわけではなく、21世紀の風景を疾走するのが横山 剣流の「昭和ワープ」なのだ。あべあつし氏による趣きのあるイラストレーションもすべてカラーで掲載し、仮想ドライブに華を添えている。
◆書誌情報
『僕の好きな車』
著者:横山 剣
定価:本体1,800円(+税)
仕様:A5変形/オールカラー224ページ
発行立東舎/発売リットーミュージック
商品情報ページ http://rittorsha.jp/items/18317407.html
PROFILE 横山 剣(よこやま・けん)
クレイジーケンバンド・リーダー/作曲・編曲・作詞・Keyboards・Vocal
1960年横浜生まれ。小学校低学年の頃より脳内にメロディーが鳴り出し独学で作曲を始める。小学校5年生(1971年)の時、中古レコード屋の野外サウンド・システムにてマイク片手に実演販売を行う。中学2年よりバンド活動を開始して以来、地元横浜を中心に数多くのバンドで活動。1981年、それまでスタッフとして関わって来たクールスRCのヴォーカル兼コンポーザーとして抜擢されデビュー。以後、紆余曲折を経て1997年春、地元本牧にてクレイジーケンバンドを発足。堺正章、和田アキ子、SMAP、TOKIO、一青窈、松崎しげる、グループ魂、藤井フミヤ、ジェロ、関ジャニ∞、タッキー&翼、小泉今日子&中井貴一、TUBE、八代亜紀、氣志團、平井堅、クミコ、シシド・カフカなど、数多くのアーティストに楽曲提供。また、m-flo、ライムスター、FIRE BALLなど、ジャンルの壁を超越したコラボレーション、さらに今年、市川由紀乃とのDUETで演歌デビュー(!)も果たすなど、その音楽活動はボーダレスである。2018年、クレイジーケンバンドはデビュー20周年を迎え、8月には3年ぶりとなるオリジナルアルバム『GOING TO A GO-GO』をリリース。9月24日には横浜アリーナでデビュー20周年記念ライブを行い、大成功に終わった。
クルマ好きで知られる、クレイジーケンバンド・リーダーの横山 剣が6年におよぶ連載でつづったエッセイだ。イラストのレトロ感も相まって、当時を思わせる雰囲気が漂う書籍に仕上がっている。弊誌増刊『俺たちが愛したクルマ』とちょっと似た感じのタイトルになんとなく親近感を覚える。『僕の好きな車』11月16日の発売が今から待ち遠しい。
やはり地元の英雄、横山さんといえば、”ベレG”ではないかと。。。
来年のN2Dも期待しております。(40年男のブース、楽しみです。)