『ストップ!! ひばりくん!』と再会。

今日の『昭和40年男』編集部のシマには誰もおらず、しめしめと宝探しを始めた。と、同時にこいつを見つけたのだ。Vol.1を読んだけど、いやあ、おもしろい!! 設定もテンポも、もちろん絵もレベルが高すぎる。こんなすばらしい作品を高校時代にリアルタイムで読めたのは、ラッキー世代だと言っていいだろう。

 

僕はギャグマンガが苦手だった。なぜかわからないが、友人たちがおもしろいと評価する作品にまったくときめかなかった。そんな僕だったのに『すすめ! パイレーツ』は夢中になった。変な表現だが、異次元を感じた。シュールとかクオリティという便利な言葉を使えないガキには、せいぜいセンスがいいと評価するのが精一杯で、でもそんな生半可なものじゃないから異次元としたのだろう。その連載が終了して、ポッカリと空いてしまった僕の胸を埋めてくれたのが、ひばりくんである。

 

僕にとって『すすめ! パイレーツ』を超えたギャグマンガは唯一これだけだ。江口寿史先生がワンツーなのである。そして僕のように、ひばりくんに恋をした同世代諸氏は多かろう。理想の女の子(男の子!?)と受け止められるキャクターだった。文武両道でケンカも強い女の子…、っているはずがないけれど、イキイキと描かれているひばりくんを見ているとやっぱり感情移入してしまう。好きですっ!!

 

これを書くためにVol.1を読んだけど、仕事でなくビールを呑みながらじっくりと読みたい。が、我が編集部は持ち出し禁止なのだ。でもね、今日は誰もいないし明日も朝早い出社だから完全犯罪は成立させられるな、フッフッフ。

 

 

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