ブームは去ったけど、免疫力や自然治癒力アップにおススメ！「岩盤浴」の巻

健康について語る時、よく登場するキーワードに「免疫力」があります。このゆる～いコラムでも、今までにたびたび登場しました。

そんな免疫力をアップさせてくれる健康法のひとつに、かつて大ブームとなった「岩盤浴」があります。今日はそんな岩盤浴についてご紹介しましょう。

2006年頃のブームピークを境に、岩盤浴施設は年々減少してしまいました。一時はブームに乗っただけの効果のほどが不明なものもあったようですが、逆に今も残っている施設（お店）は本当にいい鉱石を使っている正真正銘の「岩盤浴」ではないでしょうか。「免疫が上がる」「がんに効く」などと言われて全国に広まった岩盤浴ですが、天然の岩盤浴（屋外）としては秋田の玉川温泉が有名です。2012年に雪崩事故が起きたことから、現在冬季は屋外の営業を休止しているようですが、昔ながらの湯治場の風情を残した宿などはもちろん健在で、屋内岩盤浴もあり、天候に左右されることなくいつでも利用できる施設もあるそうです。天然の鉱石を敷き詰め、温められた床から発生する遠赤外線の効果で発汗を促すというその仕組みでは、身体を深部から温めることで、老廃物を排出する汗をかくのです。美肌効果なども謳われているので、なんとなく女性が利用するというイメージが強いかもしれませんが、かの、ミスターこと長嶋茂雄さんも、リハビリの一環として取り入れていたそうですから、昭和40年男の皆さんにもぜひ体験していただきたいです。

本場の秋田・玉川温泉まではなかなか行けないけれど、減少したとはいえ、同様の鉱石を使って同じ効果を得られる施設はいくつもあります。いわゆる健康ランドに代表される、レジャー施設型の温泉施設に併設されているところもありますので、日頃は「サウナ」に入っている方もぜひ岩盤浴を試してみてください。「汗をかく」という点では、サウナと似ていますが、岩盤浴は効果的なその入浴方法もきちんと決められているので、それを守ることによって、安心・安全に楽しむことができます。サウナほど高温ではないので、サウナが苦手な人には特におすすめですよ！

専用の浴衣は用意されていますので、入り方は簡単！

まず、岩盤浴専用の浴衣（個々の施設で用意されています）に着替えたら、リラックスした気持ちで、タオルなどを敷いた岩盤面に横たわります。必ず入浴方法が明記されていますので、それを守りましょう。全身を温めることがポイントなので、うつ伏せ、あおむけ、横向きと数分～10分毎に身体の向きを変えて、20～30分を目安にして2～3セット行いますが、始める前やセットの合間に十分水分補給をすることが大切です。水を飲むことをがまんして、後からおいしいビールを飲もうなどと考えてはいけません（笑）　老廃物排出を促進するためにも水分補給は必須です！　このような簡単な決まりがいくつかあるだけですのでぜひチャレンジしてみてください。

免疫力を上げるには、身体を温めることが何よりも大切ですが、通常お風呂などで短時間湯舟につかるだけではなかなか芯から温めるのは難しく、湯冷めもしやすいです。岩盤浴は身体の芯まで温めて免疫力を上げ、さらに老廃物も排出してくれるという一石二鳥です。なんせ、リラックス効果もあるので、ちょっとしたストレスや疲労が軽減することは言うまでもありません。私自身、何度も通ってそのありがたい効果を実感しています。使用されている鉱石は施設によってこれまたさまざまありますが、いろんなお店や施設をまわって、自分に合うところを見つけるのも楽しいかもしれません。料金もそれぞれありますが、前述の健康ランド系では、通常入浴料にプラスいくらとか、クーポンがあったり、比較的安価なようです。いわゆる専門店などでも2,000円台くらいからと、それほど高額ではありません。ホテルなどにそういった施設が併設されているところもあったりしますので、ビジネスの出張などでもし宿泊したホテルにあったら、試してみる絶好のチャンスですね！

ちなみに私が今まで行ったなかでいちばんのお気に入りは、沖縄・那覇市内にある「ホテルサン沖縄」の「シュタインテラピー」という施設です。宿泊しなくても、もちろん入れます！　ここは、世界でもトップレベルと言われている、秋田・玉川温泉の天然ラジウム鉱石を使用していて、その岩盤のクオリティに定評があります。最近、沖縄に行く機会がなく、随分ご無沙汰なのですが、沖縄に行った時は必ず絶対、何があっても行くほどのお気に入りです（かつてはこのためだけに行ったことも(^-^;）

とは言え、こればかりは「百聞は一見に如かず」の典型で、実感すれば能書きは不要。最近、夏の疲れがたまっているという人、仕事のストレスがたまっているという人、なんだか風邪をひきやすくなったという人はぜひ体験してみてください。一度体験したら、くせになるかもしれませんが、それはそれで身体によいことなので、くせになるくらいがいいかもです！