杉 真理さんとラジオでトーク!!

少し以前のこと、エフエム世田谷の『アフタヌーンパラダイス』という番組に呼んでいただいた。俺たち世代にはなじみ深い、杉 真理さんがパーソナリティを務めている木曜日の出演だった。生だよ、生。放送事故を恐れる僕は前半ややおとなしかったが、杉さんのリードと目を見ながら話してくれるカワイイ山口真奈チャンによって徐々にパワーを出していく。しゃべりすぎて、せっかくプログラムされていた最新号の紹介ができなかったのは残念すぎる(笑)。

 

今回呼んでくださったのは、『昭和40年男』の特集をそのままパッケージにした『昭和洋楽』のリリースを記念してのことだった。僕のコーナーではこのCDからの選曲でお送りした。このCD、ソニーの担当者の佐々木氏に言わせると出だしは好調とのこと。手に入れてくださった方からの感想もあがりまくるとの言葉をいただき、この言葉に僕もあがっているところだ。ガールの『ハリウッド・ティーズ』を知らなかったとの声もあった。フッフッフ、それは狙ったのだよ。

 

じつはこの番組には以前も呼んでいただいたことがある。シティポップを特集したときに誌面にご登場いただき、そのリリースに併せて編集長として出演したのだ。この特集は俺たちにとって偉大すぎる傑作アルバム『A LONG VACATION』のジャケットをモチーフにふざけた表紙を作った。2014年の1月発売号でこの番組に呼んでいただいてからもう4年以上の年月が流れたことになる。それを杉さんから言われて思わず「そんなに~」と漏れた。時の流れは残酷である。そしてこの特集号は生涯忘れられない記憶となった。

 

1月発売号は恐怖の年末進行となる。通常は発売日である奇数月の11日の数日前に印刷を終えるのだが、正月号は前月末に印刷を終えなければならないから、1週間以上〆切が早い。それはそれでスッキリとお正月を迎えられるからいいのだが、『A LONG VACATION』のパロディで作った一冊が印刷所に眠っている12月の暮れに大滝詠一さんが旅立ったのである。皆さんにもまだ記憶に新しいことだろう。そんな時にパロディとは不謹慎なのではないかと、大晦日からお正月の3日までずっと頭にこびり付いたつらい日々だった。と、そんな想い出話も披露した今回の出演だった。

 

生放送を聴いていてくれた読者さんから届くメッセージがスッゲーうれしかった。この場からお礼申し上げる。てなわけで(どんなわけで?)、全国のメディアの皆さん、僕はいつでもどこでもしゃべるのでお気軽に声をかけてくださいっ!!

 

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