先日、ちょっとした騒ぎを起こした『昭和40年男』の臨時増刊『昭和プロレス大全』に、藤波辰爾さんと初代タイガーマスクの佐山 聡さんに登場願った。異常な暑さの中、大汗をかきながら笑顔で登場した藤波さんはすごく素敵な兄貴だった。『昭和プロレス大全』から、わずか1ヶ月もたたないうちに最新号でまたまたお世話になった我々である。
連載特集『夢、あふれていた俺たちの時代』は昭和61年を取り上げ、この年のプロレス界の大事件である“UWFの新日本プロレス参戦”を検証している。ページの通り、アントニオ猪木に浴びせられた前田日明のキックの写真が迫力満点だ。記事は、UWFをめぐってふたりの確執が実におもしろい。当時はプロレスとは完全に離れていた僕だが、このページによって長く続いたブームからあらぬ方向へと舵を切ったことがわかる。そして『昭和プロレス大全』でトリを飾った記事、88年に第2次UWFの立ち上げによって時代にピリオドを打ったとしている。前田と死闘を繰り広げた藤波さんにコメントを求め、大変革期の模様がこの4ページに詰め込まれた。
この次のページには、大好きな藤波兄貴がすげーキックを受けた写真が展開される。これも迫力満点で必見だ。ぜひぜひ、ご覧あれ!!