第41話 渡辺久信監督、いきますっ (3) 〜編集石井。

そして、取材当日の 8月26日。
西武球場を目指す会社のポロ車の中だ。

さらにちょいと脱線するが、
この日のメンバー紹介からお付き合いいただきたい。
まずこの日ライター&インタビュアーとして付き合ってもらった石井氏は、
バイク関連の仕事でよくご一緒する方だ。
昭和40年生まれの編集者である。

ご一緒するとは書いたが、
クライアントを間に置いて互いが知恵を出し合うとかそんな仕事ばかりで、
今回のように組んで何かをつくるというのは初めてだ。
ただ、彼の仕事のクオリティにはいつも脱帽させられていただけに、
ずえったいに加わってほしかった。
社内の人間は言うまでもなく重要な存在だ。
加えて、外部スタッフも社内にないエッセンスを吹き込んでくれる
やはり重要な存在なのだ。
ラブコールを送る。

しかし彼、デキル男がゆえかなり忙しい。
そこをなんとか引きずり込めたのは、
今回の本への興味が大きかった。
また、と共通して昭和40年男のパワーを信じていて、
さらにこの時代に生きたことを誉れに思っているからというところも大きいように思う。
大量の担当を持つのは無理だが
参加を引き受けてくれた。

彼はスポーツ全般への造詣が深いので、
「タメ年のスゴイやつ」の取材対象が野球関連となった瞬間、
まだ本への参加を取り付けていない時点にもかかわらず
俺の中ではセットされていた。

フッフッフッ、結果オーライ。
とにかく、横の繋がりがあまり得意でない俺にとって、
強力な一枚が加わったのである。
 

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