アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌『残酷な天使のテーゼ』、Winkの『淋しい熱帯魚』、やしきたかじんの『東京』などのヒット曲を手がけ、「最後の職業作詞家」とも呼ばれる及川眠子が書き下ろす作詞教則本が、リットーミュージックから発売中だ。
作詞は技術と知識が9割、ひらめきと感性だけじゃ続けていけないと言い切る著者が、その手の内を大公開。自らのヒット曲を題材に、「フレーム」と「ボックス」という独自のメソッドを展開しながらわかりやすく指南していく。何を書けばいいのか、どう書けば人に伝わるのか、キャッチとは何か、メロディを生かすとはどういうことなのか……。詞を書きたい人に役立つノウハウを満載。また、詞を書くことと作詞家になることの違いとは、創造とは何か、作詞家は儲かるかなど、作詞家が身につけるべき知識とテクニックを惜しげもなく披露する。単なる教則本ではなく、読み物としても楽しめる内容になっているから、作詞家を目指していない人にもおすすめだ!
【本の内容】
・及川眠子流作詞術 「フレーム」と「ボックス」とは?
・第1章 基礎編 「淋しい熱帯魚」Wink
・第2章 初級編 「東京」やしきたかじん
・第3章 中級編 Part1 「十年経てば」木島ユタカ
・第4章 中級編 Part2 「絶対! Part2」早坂好恵
・第5章 上級編 「残酷な天使のテーゼ」「魂のルフラン」高橋洋子
高橋洋子インタビュー
・及川眠子全作品リスト