手っ取り早くカレーを食おうと思い向かったのは松屋だ。僕にとって牛丼は吉野家以外はなしで、すき家に至っちゃ入ったことすらない。松屋のカレーは安くてそこそこうまいから、たま〜に利用する。久しぶりに松屋に入ってまず券売機で一苦労した。「やれやれ、こうしたのをテキパキできないのはつくづくおっさんだなあ」とブツブツ言いながらやっとこさカレーのところにたどり着いた。ここに、ゴロゴロチキンのトマトカレーの文字を見つける。ずいぶん前のことだが、松屋のトマトカレーが美味かった記憶がよみがえりオリジナルカレーから予定変更しようかと悩んでいるところ、大盛り510円が決め手になりチケットを購入した。そんなわけないじゃんと疑わなかった僕の失敗の始まりだ。
待つことしばし、おーっとうまそうなのが出できた。その名の通り、鳥がゴロゴロしている。スプーンを入れると異変に気がついた。「ないっ、ないないないっ」なんとご飯がない。そう、確かに単品と書いてあったが、これは味噌汁がないものだと勝手な解釈をした。「こんなもん、単品で頼む奴がいるのかよっ。紛らわしいな」と心の中でやさぐれた奴がいた。またあの複雑怪奇な券売機の前に立つと、ご飯が見つからない。「もうー、おっさんだなあ」と自分が情けなくなる。外人の店員さんに聞くと、円滑でないコミュニケーションの末に、ご飯と味噌汁のセット160円にたどり着いた。できればご飯だけにしたいところだが、これ以上のコミュニケーションを諦めてその160円をゲットしたのだった。
テーブルに戻るとゴロゴロトマトのチキンカレーのポップに気がついた。おっさんを傷つけるかのように、ライス味噌汁付き590円とある。「確かに僕は単品のボタンを押したよ」とまたまたやさぐれる。ガツンと大盛りを食いたかった僕だったが、結果的に並のご飯と大盛りのルーでこのメニューを平らげた。計670円は大盛りカレー480円で済まそうと思っていた僕には少々高くついた。と、考えることがなんだか情けなく、加えてこれまでのすべても同じで、ハートブレイクな昼飯になった。なんともおっさん丸出しな松屋の出来事だったのさ(笑)。
オリジナルカレー(大盛り)との差 “\190円” は察して余りあります。。。
最近あの手の券売機が多いですが、
うしろからせかされるプレッシャーとも戦いつつ、
結局目的のメニューに到達しないまま、
えいやで適当なボタンを押してしまうことがあります。
昭和のアナログおっさんにとってはつらいところがありますね。
ちなみに、
最近はメニューにないのかもしれませんが、”牛皿”でも苦い思い出があります。
まだ尻の青いガキでしたから、
お皿にのった牛肉とそれとは別にご飯が一緒に出てくるものと思ってたのですが、
出てきたのはお皿のほうだけ。見ると肉の量も値段も牛丼と変わらないし、
ご飯がない分だけ何か損した気分となった”牛皿”初体験でした。
さらに昔になりますが、
親に買ってもらった変身サイボーグのサイボーグライダーも同じかもです。
組み立てに必要な変身サイボーグ1号が入っておらず、
しぶしぶ持ってた1号を使って組み立てましたが、それでは1号がいなくなってしまうではないかっ!
(最初から入れといてよ)
共感ありがとうございます。昭和41年男Oさんの牛皿体験は今回の僕と全く一緒ですね。僕は今後松屋ではオリジナルカレーのみを貫きます。