フルーツはデザート? 糖分があるから太る? 朝のフルーツは「金」の価値!の巻

フルーツといえば、パフェなどのデザートには欠かせないし、イチゴのショートケーキやフルーツタルトなどなど、スイーツ系のイメージが強いといった印象。昭和40年男世代以上の人たちの子供の頃は「病気になると食べさせてもらえる」みたいなちょっとした贅沢な食べ物の部類だったのではないだろうか。その種類も、季節によるが、リンゴ、バナナ、ミカン、梨、柿、イチゴ、ブドウ、桃、パイナップル、スイカなんかがまぁ一般的なところ。今では珍しくない、マンゴーだとかキウイフルーツなんてものもまずお目にかかることもなかったという気がする。マンゴスチン? ドラゴンフルーツ? ライチ? ラズベリー? あまり市場には出回っていませんでしたよね。子供の頃、庭に生っていた「すぐり」の実が「レッドカーラント」という何やらハイカラな名前の果実だったというのを知ったのはうんと大人になってからのことでした(笑)

日本では「ふさすぐり」と呼ばれるこの赤い実。子供の頃食べたことがあるという人もいるのでは? Photo_Luc Viatour

大方のイメージとして、フルーツはいわゆる「三度の食事」という部類の食べ物ではないと思うのだが、このフルーツ「だけ」をなんと8年以上食べ続けている人がいるというのをご存じだろうか? 今年の4月に「マツコの知らない世界」に2度目の出演をした中野瑞樹さんという1976年生まれの男性だ。京都大学農学部卒で職業は「体を張るフルーツ活動家」? という不思議な肩書きの持ち主。糖分があるから太るとか、食べ過ぎるとすい臓にダメージを与えるなどと言われたりすることもあるフルーツだが、自らの身体を「実験台」にして「フルーツだけを食べる」(フルーツ以外のものは一切食べない)という食生活を実践しているというのだ。ダイエットのために取り入れ、1食はフルーツだけにするとかというのはありがちだし、私自身も若い頃実際に「丸二日間パイナップルだけ食べる」なんてバカなこともやったことはあるのですが、さすがに期間限定だからできる我慢。ずーっと3食すべて果物だけ!しかも一生涯?は、普通くじけますよね? 研究のためとはいえ、その精神力の強さのほうに驚きます。今のところ、健康診断などでこれといった異常は見つかっていないとのことですが、これでもし中野さんが120歳くらいまで元気に生きていたらどうします? 残念ながら、私自身はそれが現実になっても見届けることはまずできませんが、もしそうなったら食に関するいろんな定説が覆されてしまうかもしれませんね。

世界で2番目にストイックな食生活?

日本にも精進料理というのがありますし、ベジタリアンというのは、それほど珍しくないですが、「フルータリアン」はさすがに少ないでしょう。まず真っ先に想像することが、「しょっぱいもの」を食べたくならないのか?  ということです。甘いものが無性に食べたくなるように、しょっぱいものだって身体は自然と要求してくるはずですよね。と心配したら、中野さんもさすがに塩分補給のために、時々梅干しを食べると聞いて安心しました。それにしても、かつてベトナムに、ココナツしか食べない「ヤシ教団」という不思議な教団があったそうですが(教祖の死去に伴い解散)、中野さんのこの「フルーツだけ食べる人体実験」はそれに次ぐストイックさではないかと…。

自分に合ったフルーツとのつきあい方を見つけよう

この「フルーツだけ食生活」は、まずはそもそも健康な人でないとやってはいけないと思うので、決して万人にお勧めはしませんが、極端な例はさておき、やはり果物はビタミンを豊富に含んでいるものもあるので、一般的なお菓子のような人工的な甘いものを食べるくらいならなんとなく身体にいいという感じはしませんか? いつも思うのは、なんでも「やり過ぎ」はリスクがありそうだから、ほどほどがいいということです。人間の身体のサイクルとして、朝は「排泄」の時間ということなので、朝食は消化に時間がかかるものではなくフルーツだけを食べるというのは理にかなっているとも言われています。少し前に「朝バナナダイエット」なるものが流行りましたが、もし、食生活の改善などを考えている人がいたら、バナナに限らず、「朝はフルーツだけ」を期間を定めて実行してみてはいかがでしょうか?  これも以前、チャレンジしたことがありますが、確かにお腹の調子はよくなりました!が、消化がよすぎるのですぐに空腹になってしまいました(^-^; ランチ前に間食ができる環境なら、バナナの1本くらいバックにしのばせておけば大丈夫かもしれませんが、オフィスなどで仕事をしている環境ではなかなかそれも難しいですよね…。ちょっとチャレンジしてみて、体調がよくなるようなら、月に1度1週間とか、土日だけとか、自分のペースを見つけてみるのもいいかもしれませんね。

タイトルにも書いたように、朝のフルーツは「金」なのです。昼は「銀」、夜は「銅」の価値と言われているそうで、食べるならやはり圧倒的に朝のようです! 今まで、「納豆」「トマト」など、夜食べるほうがいいものをいくつかご紹介しましたが、朝のイチオシは「フルーツ」で決まり!かな? もし、皆さんのなかで「朝フルーツ」健康法にチャレンジしてみようという方がいましたら、サイトでご紹介させていただきたいと思いますので、その意気込み、経過、効果などをぜひご報告くださいませ!

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2件のコメント

  1. ハリウッド女優が提唱して80年代にブームになった『ビバリーヒルズダイエット』が、近年再び注目されているようです。パイナップルダイエットのもとになったものですが、本家の内容はもう少し奥の深いものでした。炭水化物とたんぱく質を一緒に食べないとか、「食べ合わせ」に着目したダイエット法です。どんなダイエットも無理なくできることが大切ですから、自分に合った方法で実践したいですね!(昭和37年女)

  2. 20年くらい前に有森裕子さんの食事係を担当されていた方の講演を聴いたのですが、朝の果物は「金」みたいですね。教えを受け、夏は冷やした桃の丸ごと1個を実践してましたら、47kgまで落ちました。その後はやや持ち直し、スーパーフライ級を維持しております。フルーツダイエットとは初耳でしたが、経験談は非常に貴重で有難いです。参考にさせていただきます。

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