東本昌平作の人気バイク漫画『キリン』が2011年秋に実写映画化されることが決定した。タイトルは『キリン POINT OF NO-RETURN!』となる。
『キリン』はバイク誌『ミスターバイクBG』にて連載(その後、漫画専門誌にて現在も継続)されていた漫画で、バイクに乗ること、スピードの彼方への焦がれに魂を燃やし続けるバイク乗りたちの群像劇。バイクを愛する読者に強い影響を与えた東本昌平の代表作だ。バイク好きはもちろん、幅広い漫画ファンからも支持を集め、“バイブル的バイク漫画”としてシリーズ累計600万部を誇る作品。いわゆる「メカ物」ではなく、「バイク乗りの本質」をメインに据えた物語である。
ストーリーは漫画1〜4巻までのカタナとポルシェを中心とした展開になり、監督には俳優としても活躍する大鶴義丹、主演には真木蔵人。自身もライダーである大鶴監督が、疾走する男たちの挑み続ける魂や生き様、スピードの世界にしか“生”のリアリズムを感じられない男の哀しみと生き様をいかに描き出すか、に注目が集まる。