新国立競技場の工事進捗が披露され、競技日程も発表になった東京オリンピック。7年後に開催なんて喜んだ日からもう5年近くが経過したことになる。年月の流れとは残酷なほど早い。
連日の厳しい暑さも手伝って、東京オリンピックのマラソンは情報バラエティで格好の突っ込みどころになっている。イコールコンディションなんだから、ブツブツ言ったって仕方無いじゃんとそれこそ突っ込みたいところだ。各選手にとって、尋常でない暑さにどう対策してどんなレースを展開するのか。それも含めて競技だろうが!! 以前、雨を苦手にしているレーサーにインタビューしたところ、自分だけでなくみんな苦手なはずだ。克服できない自分がダメなだけなんだと語っていた。当たり前のことだが、他のライダーよりだいぶ苦手にしている20個以上年下の彼のこの言葉には感心させられた。アスリートとはそういうものなんだとまるで言い切ったことになる。東京マラソンのランナーもまったく一緒で、史上最も酷暑の中かもしれないマラソンで、それを制した選手は偉大だとなぜ言わぬのだろう。ネガティブばかりをぐちゃぐちゃと拾って突くだけなのは、報道のレベルにないし、いい大人がみっともない。
競技場についても散々叩いてきたバラエティだが、先日の報道向け発表で順調と見えたのか、叩き先を酷暑に振ったらしい。写真は去年のちょうど今ごろの現場だ。先日公開されたのを見て、思わず引っ張り出した。1年でよくぞ頑張ったものだ。が、不幸があったのは残念な事実であり、大変な進行であることにはきっと変わりないだろう。くれぐれも気をつけていただきたいと願うばかりだ。
ともかくついに2年後である。昭和40年男は東京オリンピックを経験していない最長老世代だ。存分に楽しませていただこう。マラソンは男女ともに日曜開催予定だから沿道に行こうと、気が早いことに予定している。いや、テレビ観戦の方がいいかな。なんてったって酷暑だからね(笑)。