もう本が出たというのに
過去に戻ってどうするという気もしなくもないが、
今あなたの手の中にある一冊に
こんなドラマ(!?)があったのかって、
ますます好きになるでしょ。
つうことで
このコーナーはしばらく続けていきますので、よろしく。
藤岡弘、さんの取材の興奮さめやらぬ翌日、8月26日。
俺は所沢の西武ライオンズ球場を目指していた。
“タメ年のスゴイやつ”という企画で
わりと早い段階から取り組んでいた。
読んでそのまんまの企画である。
「奥田民夫さんとかいいんじゃない」
「エガちゃんもいいよね」
そこに
「えーっそりゃふざけすぎでしょ」
と俺。
「創刊号は野球」
若い編集者たちにはピンと来ないらしい。
「俺たちの時代はね、遊びといったら野球しかなかったの」
小学生のとき
クラスにおける地位(?)を決める
もっとも大きなファクターであった。
勉強なんかより、サッカーなんかより、
とにかく野球の腕前が絶対的であった。
そして、俺は野球が下手だった(悲)