コンニチハ、キレンジャーことフクヘンです。校了、そして最新号発売! ホッ…とする間もなく次号の仕込みを急がねば~とすでに焦ってたりもするんですが、コレだけはお伝えせねば!ということで勝手にご紹介しちゃいます。
遅れ馳せながら、現在公開中!の『スパイナル・タップ』を観てきまして、コレがやっぱりというかまさにというか、今回の「昭和洋楽」特集でも取り上げたかった~!! という作品でした!
1966年に英国で結成され、一世を風靡した「スパイナル・タップ」。時代とともに音楽性を変化させてきた彼らが、最先端のハードロック・スタイルを武器に挑んだ ’82年の全米ツアーに密着した “ロキュメンタリー(ロック・ドキュメンタリー)” …という体のモキュメンタリー(フェイク・ドキュメンタリー)なのであります。
通常は0~10までが刻まれたアンプのツマミ、ところが「俺のは最高を超えた “11” まであるゼ!」という、この作品の象徴とも言えるビジュアルがパンフレットの表紙になっております。
自分はテクノポップ以外空っきしなもんで全くの初見だったんですが、1984年の発表以来、世界中のロックファンの間で語り継がれている伝説のカルト・ムービーで、日本でもビデオやDVDは発売されていたものの、劇場公開は今回がお初! 30年以上を経て実現。監督は『スタンド・バイ・ミー』『ミザリー』などで知られるロブ・ライナーで、これがデビュー作なんだとか。
フェイクにもかかわらず、どんなロック映画よりもリアルな “ロックあるある” がこれでもかと詰めこまれ、終盤には日本も登場! おぉ、’80年代の「昭和洋楽」やっぱり強い! ということで…
今回の特集はノーランズ推しの明るくメジャーな線でまとめたけども、ガチのロックな感じもちょこっと欲しかった、ぜひ誌面でご紹介したかった~!と思ったのでありました。
公式サイトには、ロックな方々からの「わかる!」というコメントも満載なのでゼヒご覧になってみてください。
残念ながら、自分が観てきた東京・新宿武蔵野館のレイトショーは今週というか明日7/13(金)で終了!? だったりするんですが… 全国ではまだまだ順次公開とのことですので、ロックファン、昭和洋楽ファンはゼヒゼヒ…必見です!!