梅雨明けと初セミ。

朝、出社の道で今年初となるセミの声を聞いた。その姿は見えなかったが、この辺で鳴いているなあと初セミ記念にパシャりと撮った。梅雨なのに夏らしいカットだなんて喜んでいたら、今日関東甲信地方の梅雨明けが発表された、パチパチ。おかげでこの写真が今日のネタになったよ。関東で6月に梅雨明けを迎えるのは初めてのことだそうで、確かに記憶にない快挙である。九州も四国もまだ梅雨明けしていないのに、なんだって関東甲信がとちょっぴり異常なのかと気になってしまうが、ともかく大好きな夏が本格到来なのはうれしい。

 

セミの声も例年より早い気がする。僕は多摩川沿いに住んでいて、セミの力強い声と秋の虫たちの合唱は楽しみのひとつだ。ガキの頃の東京都荒川区では、アブラゼミくらいしか聞けなかったが、ここ多摩川ではいろんなセミの声が聞ける。アブラゼミが大勢力なのは変わらないが、ミンミンゼミの声も聞こえて来る。そして、お盆前後になるとツクツクボウシの独特の声が響く。もうこの頃には陽が短くなっていて、夕方に涼しさが感じられて僕は悲しくなる。「夏が終わっちまうぜ」と、ひと夏の経験の足りなさを悔やんだりするのだ。

 

今年の夏に強い思いがあるのは、何と言っても去年の夏を棒に振っちまったからだ。思いもしない病にかかり、それまで経験したことのない症状に驚きと加齢の現実を知った。なんのことはない、足にばい菌が入っただけのことなのだが菌に完全敗退を喫したということだ。パンパンに腫れ上がった足は写真に収めてあって、今も見ると笑えるほど太くて変な話ちょっとカワイイ(笑)。

 

健康ってのは失ってみて大切さがわかる。いや、そんなバカは同世代諸氏では少数派かもしれないが、僕はこの経験で少しだけビビリになった。以来、発酵食品を欠かさぬようになりすこぶる調子が良い。抵抗力が弱っていたことへの反省から始めたのだが、去年の夏以来続けてきた習慣のおかげでお肌の調子がいいなんてうれしい副産物もある。オススメですぞ。

 

ツクツクボウシが鳴く頃、僕はこの夏を後悔していたくないと願うような気持ちだ。夏生まれの僕にとって、54回目となる人生最年長で迎えるたった1度の夏に、初セミと梅雨明けが重なって縁起がいいなんて喜んでいる。さあ、突っ張っていこう!!

 

 

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