先日、アコースティックライブを敢行した。敢行とは広辞苑によるところの、(困難を)おしきって行うこと。思いきって事を行うこと。であり、昨今の激務を考えると我ながらとんでもないことだ。
もうすぐ53歳になるおっさんは、今年を人生最大の忙しイヤーと位置づけて走っている。不思議なものでそう考えているとその通りにいろいろな案件が舞い込んでくるものだ。逃げずに立ち向かっていくことで、人生最大を軽〜くクリアできてしまっている。今までだってサボっていたわけでは決してないが、こうまでスーパーな日々になるとはなんだかハイになっている昨今だ。このライブもそんな心がけが呼び込んだ。ちょっとしたチャンスや声がけに乗っかることにしているのだ。
去年結成したバンドはいろんなトラブルに見舞われながらも今年に入って順調にリハーサルをくり返していて、もうすぐ単独ライブとミニアルバムのリリースができそうだ。そんな順調な活動になっていることはそのまま時間をさらっていき、人生最大の忙しイヤーに拍車がかかる。でも音楽活動は確実に仕事につながっていて、費やした時間以上の効果をもたらしてくれている。
このバンドのギターにアコギを持たせてツーピースでステージに立ち、僕はギターを持たずに歌に専念させてもらった。オリジナルを中心に8曲を歌い、仲良しのシンガーとの共演ライブは8時から10時過ぎまで続いた。いやー、あたたかいお客さんに恵まれて本当に気持ちよかった。『浅草秘密基地』の常連さんも見えてくれうれしいったらない。まだ感想を聞いていないから、今日浅草に来てくれるとうれしい(笑)。
ご一緒したシンガーと夜遅くまで互いを讃え合い、翌日はシャキっと早朝から仕事だ。張り詰めている感じが少々怖いが、大丈夫だろうと思えるのは音楽の力だ。それとやはり仲間だな。お客さん、店長、共演者、そしてギターを弾いてくれた相棒のおかげで、仕事の疲れなんか感じることなくぶっ飛ばしてくれるのさ。今宵も浅草でいい仲間たちとグッドタイムを過ごせるといいな。みなさん、ぜひっ!!